JFEスチールが本社基幹システムをオープン環境へ完全移行した。AI(人工知能)などと効率的に連携してデジタル変革を推進しやすくする。マイグレーションではリスク軽減策を取り、さまざまな工夫を凝らした。
JFEスチールは2021年度、JFEシステムズやエクサといったグループのシステム会社などの支援を受けて、本社基幹システムをメインフレームからオープン環境へ完全移行した。移行したシステムの規模はステップ数で4000万を超える。
この取り組みで同社は年十数億円以上、運用費用の抑制といったコスト効果を見込む。移行に当たってはリスク軽減策を講じるなど、さまざまな工夫を凝らした。