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2019年11月に新装開店した渋谷パルコは、デジタル技術を駆使した店舗だ。数々の実証実験の成果を基に実店舗でのショッピングの楽しみを盛り上げる。PaaS(パルコ・アズ・ア・サービス)の実現へ向け、その1歩を踏み出した。

2019年11月22日に新装開店した渋谷パルコ
2019年11月22日に新装開店した渋谷パルコ
(写真提供:パルコ)
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 約3年間の休業を経て、2019年11月22日に新装開店した渋谷パルコ。グランドオープン当日は早朝から約2500人が行列を作って開店を待ち、パルコは予定していた営業開始時間を45分早めた。それから1カ月以上が経過しても買い物客でにぎわっている。

 「テクノロジーでファッションを支える」とパルコの牧山浩三社長が言う通り、店内には様々なデジタルテクノロジーを駆使した仕掛けがある。

 5階にあるXRコーナーでは、グラスを装着して店内中央の吹き抜けを見るとXR向けに制作されたアート作品を鑑賞できる。XRは拡張現実(AR)や仮想現実(VR)といった技術の総称だ。平日でも長蛇の列ができていた。開店から1カ月足らずで1万人以上がこのコーナーでXRを体験した。

 テナントによっては紙のレシートではなくパルコの公式アプリで電子レシートを受け取れる。紙のレシートが煩わしいと感じる人には便利なサービスだ。2019年12月25日現在で導入しているテナントは12店だが、今後さらに増やす計画だ。

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