
深掘り先進事例
目次
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システム移行は「即席」ではなく入念に、日清食品HDが明かすクラウドERP導入の鉄則
日清食品ホールディングス
日清食品ホールディングスは基幹系システムをクラウドに移行した。2度にわたるリハーサルが功を奏し、ノートラブルで切り抜けた。システム性能を柔軟に変えられるクラウドの特性が、移行でも役立った。
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煩雑な事務作業を外出先からスマホで完結、アプリ開発に挑んだ「動機と成果」
三井住友ファイナンス&リース
三井住友ファイナンス&リースは営業支援のスマホアプリを自社開発した。リース会社特有の事務処理を、外出先で完結できるようにした。アジャイル開発の採用により、現場の要望を頻繁に追加できるようになった。
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新サービスを素早く始めたい時に役立つ、「二刀流」システム開発とは
カローゼット
電通子会社のカローゼットが2019年12月に自家用車交換サービスを始めた。構想から10カ月でシステムの骨格を開発し、半年かけて品質を高めた。アジャイル開発を活用し、サービスの確実な稼働と使い勝手を両立させた。
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目指すは「パルコ・アズ・ア・サービス」、渋谷でPARCOが挑むデジタル改革とは
パルコ
2019年11月に新装開店した渋谷パルコは、デジタル技術を駆使した店舗だ。数々の実証実験の成果を基に実店舗でのショッピングの楽しみを盛り上げる。PaaS(パルコ・アズ・ア・サービス)の実現へ向け、その1歩を踏み出した。
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動画で見るアーム型ロボとRPAの「連係プレー」、りそなHDが挑んだ伝票処理のDX
年100万時間分の作業量削減を掲げるりそなHDが新システムを稼働した。アーム型ロボとRPAの連係プレーで、従業員の仕事を完全自動化した。構築費は推定でわずか40万円ほど。たった2カ月でIT投資を回収できた。
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「デジタル値札」全店導入でアマゾン対抗、ノジマが挑む家電量販店のDX
ノジマ
ノジマは全183店舗に「電子棚札システム」の導入を完了した。毎週の値札交換に必要だった数百人の人員配置が不要になった。店舗別の価格設定や販促情報の表示など新たな戦略につなげる。
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AIとカメラ96台で来店客「解剖」、サツドラが得たPOSでは見えない真実とは
サツドラホールディングス
北海道のドラッグストア「サツドラ」がカメラを張り巡らせた店舗を作った。POSデータではつかめなかった来店客の属性や動向を把握できるようにした。取得した新たなデータに基づき、品ぞろえを充実させたり、装飾を変えたりする。
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発注自動化で在庫1割減、スーパーのベイシアが挑んだ需要予測改革とは
ベイシア
スーパーのベイシアが需要予測システムを刷新した。発注自動化と業務改革で在庫を1割近く減らした。店員は浮いた時間を接客など付加価値の高い仕事に振り向ける。
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AIがコールセンターにハマった横浜銀行、ニーズ予測と提案営業で取引増
横浜銀行
2019年9月に新コンタクトセンター(コールセンター)システムを本格稼働させた。AI(人工知能)によって顧客1人ひとりの商品ニーズを予測。オペレーターが予測に基づき提案営業をして取引を増やしている。
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常識破りのRPA導入に挑む、低温物流大手ニチレイロジの「熱意」とは
ニチレイロジグループ
ニチレイロジグループが物流事務の働き方改革でRPAを導入している。RPA適用が難しい個別業務も含め、目標の2倍の作業を自動化した。女性社員の支持を取り付け、手厚い導入支援体制を敷いて成果につなげた。
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脱EBS・脱Notes・業務改革、三つ挑んだ三井不動産が年6万時間捻出できた訳
三井不動産
不動産大手の三井不動産がおよそ10年ぶりに基幹系システムを刷新した。アドオンだらけのOracle EBSをアドオン無しのSAP S/4に切り替えた。利用部門20人とプロセス改革にも取り組み、年約6万時間の業務を減らした。
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「OKグーグル」で来店予約、スシローがシステム改善を回し続ける理由
あきんどスシロー
あきんどスシローは2019年5月、声で来店を予約できるシステムを稼働した。音声アシスタントの導入に苦労しつつ、約4カ月で完成させた。客の利便性を高めると、店舗運営も効率化できるとの考えだ。
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保険サービスをアジャイル生産、参考にしたいアフラック流の改革術
アフラック生命保険がアジャイル開発手法に基づく働き方改革に挑んでいる。業務改善のスピードを上げ給付金手続きを簡素化するなどの成果を得た。テレワークも全面導入し、全社員の約8割が利用して業務効率を上げた。
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90代営業も難なく操作、ノート機に替えタブレット6万台を全国導入
日本生命保険
日本生命保険は3月末、全国の営業職員などに6万台のタブレットを導入した。同時に、使い勝手を追求して業務アプリを開発した。営業活動の効率化やミス削減、訪問件数の増加を狙う。
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脱Oracleでコスト8割減、住信SBIネット銀のなるほどAWS活用術
住信SBIネット銀行はネットバンキングシステムをAWSに切り替えた。同時にOracle DatabaseをPostgreSQL互換のデータベースに置き換える。データベースの運用費を8割削減し、3年間で移行コストを回収する。
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9年連続増収、ワークマンの快進撃を支える驚きのSCMシステム
作業服専門チェーンのワークマンが、新業態の立ち上げに成功した。支えたのは正確な需要予測と、それに基づく自動発注。全社員にデータ分析研修を受けさせ、データに基づく意思決定を貫く。
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経費精算の手間が3割減、塩野義製薬の「即効策」とは
塩野義製薬は経費精算や間接材の購買に使うシステムを刷新した。特徴は電子帳簿保存法に沿って、領収書をスマホで撮影・送信できる点だ。利用部門と3カ月の業務プロセス改善に取り組み、ガバナンスも強化した。
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年休取得2倍増は「当たりまえー」、ビックカメラのシフト管理術
ビックカメラは全40店舗で働く社員3000人のシフト作成システムを導入した。店舗や曜日、時間帯別の繁閑に応じて最適な配置計画を割り出す。シフト作成にかかる時間を9割以上短縮し、休暇取得率も高められた。