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 日本ディープラーニング協会(JDLA)が2019年7月6日に「2019年 第2回 G検定(ジェネラリスト検定)」を実施した。ディープラーニングを事業に活かすための知識を持っているかどうかを検定する試験だ。

 G検定の試験は、自宅のパソコンを使ってオンラインで受験する仕組みになっている。試験時間は120分で、226問の選択式の小問を解く。

 このコラムに書いてきたように、この試験の受験を申し込み、7月6日に受験した。今回は、その顛末を紹介したい。

自主的に実施した「模試」では好成績

 G検定受験の準備を始めたのは、このコラムが始まった4月ごろ。まず、公式の参考書(書籍「深層学習教科書 ディープラーニング G検定(ジェネラリスト) 公式テキスト」)を一気に読んだ。次に問題集(書籍「徹底攻略 ディープラーニングG検定 ジェネラリスト問題集」)にも取り組み始めた。

 ところが、ここで中だるみしてしまった。まだ時間があると考え、試験対策が後回しになってしまったのだ。受験を申し込み、試験まであと1カ月を切ってもなかなか学習が進まない。

 結局、直前にバタバタと準備することになってしまった。通常の業務を前倒しで終わらせ、試験直前の3日間をまるまる確保した。この時間で一気に対策を進めようと考えたのだ。

 G検定の問題集は、それぞれの分野の問題と解答が載っているのに加え、巻末には本番を意識した「総仕上げ問題」が掲載されている。とりあえず1日目は、総仕上げ問題以外のすべての問題を解いた。

 2日目は、本番と同様の時間で総仕上げ問題を解いてみることにした。模擬試験になるように、本番と同じ13時に問題を解き始めた。分からない問題があっても他のページを参照するようなことはせずに適当に答えていった。とにかく全問を解くことを優先したのだ。

 全問解くのにかかった時間は44分。総仕上げ問題の出題数は200問弱と本番よりもやや少ないので、本番だと1時間くらいでとりあえず全問解けそうだった。