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 今回は、「部下が仕事の報告をしない」という悩みを持つ細川課長(仮名)からの相談です。

部下の清水君(仮名)は取引先との交渉がうまくいっていない様子です。私(細川課長)としては早く相談してほしいのですが、彼はなかなか報告してきません。  

細川課長:「A社の件、何か問題があるのか?」
清水君:「ええ…、少し」
細川課長:「なぜうまくいっていないんだ?」
清水君:「……」
細川課長:「相手の意見をちゃんと聞いているのか?」
清水君:「……」

 部下から仕事の報告がこないのは、上司にとってはとてもやっかいな問題です。どうすれば清水君は上司である私に仕事の報告をしてくるようになるでしょうか。

 実は、部下が報告してこないのは、上司の側に原因があることが圧倒的に多いのです。上司が対応を少し変えることで、部下の報告を増やして主体的な行動を促すことができます。まずは、質問力を鍛えましょう。

なぜ質問力が大切なのか

 質問とは、相手の頭の中にあるものを整理して気づきを与え、自発的な行動を引き出すことができるコミュニケーション・スキルです。ビジネスシーンでは、上司が投げ掛ける質問を通じて部下は考え、気づいて行動するようになります。上司が質問することで、部下との人間関係を円滑にしたり、部下の主体性を高めて行動や思考の幅を広げたりすることができるのです。部下に対して気づきや発見、変化をもたらす質問ができるかどうかが、とても大切になります。

質問力を高める基本(作成:日経 xTECH)
質問力を高める基本(作成:日経 xTECH)
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