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2019年5月21日(米国時間)から、Windows 10の大型アップデート「Windows 10 May 2019 Update(May 2019 Update)」の配信が順次始まった。主要な新機能や変更点を見ていこう。

 May 2019 UpdateではUI(ユーザーインターフェース)に変更が加えられ、全般的に今までよりも親切になった。この他、WindowsのUI全体を白を基調とした「ライトテーマ」に切り替えられるようになった。

注:本記事はプレビュー版であるWindows 10 1903 Build 18362.53を基に執筆しており、通常のWindows Updateでリリースされる版とは異なる可能性がある。

 スタートメニューでは、アイコン(タイル)グループ単位、フォルダー単位で一括してピン留めを外せるようになった。アイコングループとは見出しを付けて複数のアイコンを分類できる機能、フォルダーとは複数のアイコンを階層で配置できる機能のことだ。

 これまではアイコングループ、フォルダー内のアイコンを削除する場合、ピン留めを一つひとつ外す必要があった。今回の変更により、スタートメニューのメンテナンス性が向上した。

アイコングループを右クリックし、アイコンを一括削除できる。アイコングループの表示のデフォルト設定は一列になった。新しいデフォルト設定が適用されるのは、新規ユーザーや既存ユーザーがクリーンインストールした場合
アイコングループを右クリックし、アイコンを一括削除できる。アイコングループの表示のデフォルト設定は一列になった。新しいデフォルト設定が適用されるのは、新規ユーザーや既存ユーザーがクリーンインストールした場合
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 スタートメニュー左下にある電源メニューでは、各項目にアイコンが追加された。スリープは月の形をしたアイコン、シャットダウンはこれまでと同じ電源アイコン、再起動は矢印が円形に回ったアイコンだ。これまでは、文字のみで表示していた。アップデート後は、アイコンに基づいてより直感的に各メニューを選択できるはずだ。

スタートメニューの電源メニューの各項目にアイコンが追加された
スタートメニューの電源メニューの各項目にアイコンが追加された
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