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 スマートフォン(スマホ)で撮影した画像から身体を採寸する技術を提供する米Bodygram(ボディグラム)の日本法人Bodygram Japanは2021年2月10日、同社が提供するアプリ「Bodygram」に3Dアバターによる体形トラッキング機能を追加した。これまでは推定採寸した24カ所の部位のデータを提示していたが、3Dアバターによって結果を視覚的に示す機能を加えた。ユーザーは3Dアバターを回転させて360度の角度から体形の変化を確認できる。

採寸結果のデータを基に3Dアバターを表示。体形を直感的に把握できる
採寸結果のデータを基に3Dアバターを表示。体形を直感的に把握できる
(図:Bodygram Japan)
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 「3Dアバターの提示は、当社にとって大きなステップだ。今までは24カ所の推定採寸の結果が見れたが、数値だけでは『それでどうするのか?』と感じるユーザーもいただろう。360度で視覚的に捉えられるアバターなら、より実感を持ってもらえる。フィットネスや健康管理分野などに応用できる可能性がある」と同社COOのRei Aiba氏は語る。

 Bodygramの採寸技術は、服を着たままスマホのカメラで正面と側面の2枚の写真を撮影、さらに身長・体重・性別・年齢の4つの情報を入力するだけで、身体の24カ所を推定採寸する。平均絶対誤差は1.5cmで、この精度は人手による採寸と同等レベルという。

 同社の技術では、服を着た状態の写真からボディーシルエットを抽出するために深層学習を使う。そこで重要になるのが、「ディープデータ」と呼ぶ、実際の計測データと仮想データを合わせた学習用データである。仮想データについては、実測データを基に高品質のデータを生成する技術を有するという(注:2019年末の段階で仮想データとして10万~20万データセットを保有)。このディープデータの充実化によって高精度の採寸を可能にした。