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 2019年に企業ブランドが米国のスポーツスポンサーシップに費やした総額は147億ドル。20年には5.4%増の155億ドルに達する――。そんな調査結果をスポーツマーケティング代理店のツー・サークルズが発表した。

スポーツマーケティング代理店のツー・サークルズの調査結果。スポーツスポンサーシップに費やした総額は2020年に155億ドルに達するとしている
スポーツマーケティング代理店のツー・サークルズの調査結果。スポーツスポンサーシップに費やした総額は2020年に155億ドルに達するとしている
(図:ツー・サークルズ)
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 レポートによれば121億ドルだった総支出額は毎年増加しており、19~20年の伸びは、18~19年の3.4%を上回る。さらに成長は続き、24年には198億ドルになると予測している。

 これだけ成長が続く大きな要因はテレビだ。18年に視聴者数が多かったテレビ番組ランキングでトップ100のうち、スポーツ番組が実に92を占めるほど、米国ではテレビにおいてスポーツは圧倒的な存在になっている。

 これはドラマやコメディ、リアリティー番組などの人気がOTT(Over the Top)と呼ばれるインターネット配信などに分散する一方で、スポーツ中継はライブで視聴することに価値があるためだ。ツー・サークルズのサム・ヤードリー副社長も「ライブエンターテイメントの最後の砦として、スポーツが持つ大規模な視聴者に提供する魅力は比類無きものとなっています」と指摘する。

NFLは約14億ドルのスポンサー収入

 その中でも強力なのがプロアメリカンフットボールNFLで、年間視聴者数では毎年優勝決定戦「スーパーボウル」が視聴率40%前後を獲得してトップになり続けている。このほか、プレーオフなど多くの試合が上位に入っている。さらに番組パッケージとしてはNBCが放送する日曜夜の全米中継「サンデーナイトフットボール」が好調だ。今シーズンも平均1900万人を超える視聴者数を記録しており、9年連続で最も視聴されたプライムタイム番組になるのは確実な情勢である。

 こうしたテレビ人気もあって、調査会社の米IEGによればNFLは昨シーズンに13億9000万ドルのスポンサーシップ収入があったとされる。18年の総スポンサーシップ支出が142億ドルだったので、約1割がNFLだった形だ。いわゆる4大プロリーグではバスケットボールのNBAが12億ドル、MLBが9億3800万ドル、アイスホッケーのNHLが5億9700万ドルと続く。

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