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 2019年に米国のスポーツ界で急速に広まったのが、中国バイトダンス(ByteDance)が開発し、日本でも若者を中心に人気のモバイル向けショートビデオSNSの「TikTok」だ。いわゆる4大リーグではプロバスケットボールNBA、プロアメリカンフットボールNFL、プロ野球のMLBがTikTokと相次いで提携。残るプロアイスホッケーのNHLは、提携こそしていないものの11月に一時無効化していたリーグのアカウントを復活させている。

 その中でも最初の成功者と捉えられているのがNBAのゴールデンステート・ウォリアーズだ。2015年以降に3回優勝しているウォリアーズは、サンフランシスコに拠点を置く人気チームである。4月にチームの公式アカウントを起ち上げて以降、フォロワーを増やし続け、11月5日には北米のスポーツチームとしては初めて100万人を突破した。

 これほど人気となっている一因は、ウォリアーズがいち早く所属選手と音楽を結びつけた動画を配信したことにある。例えば8月1日にチームはスター選手のステフィン・カリーが練習施設で、蹴ったボールが投げ戻されるやすぐに3ポイントシュートを決めるシーンに、ヒップホップの名曲「Remember The Name」をシンクロさせた動画を配信。この投稿は1800万回以上視聴され、140万回以上の「いいね」と約1万6000回のシェアがあった。