ソニーモバイルコミュニケーションズのスマートフォン(スマホ)「Xperia」シリーズ。2013年に発売された「Xperia Z」は、フルHDディスプレーやクアッドコアCPU、ソニーの積層型CMOSイメージセンサーを搭載するなど、当時の最新技術をふんだんに盛り込んだフラッグシップモデルだ。現在のXperiaのコンセプトを確立したといっても過言ではない。
ところが、開発段階では社内の上層部から反対の嵐を浴びる「異形のスマホ」だった。その逆境を開発の現場ははねのけた。一枚板のような全面ガラスデザインを夢見たプロダクトデザイナー、当時としては大きな5型ディスプレー採用を主張した企画担当者、企業文化の違いに翻弄されるソニーのカメラ技術者…。Xperia Zの開発に関わった人々の情熱に迫る。

(写真:加藤 康)
出典:日経エレクトロニクス ドキュメンタリー 「Xperia Z」の開発
記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。
記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。