5年先の企業戦略を堂々と知る方法がたった1つだけある。それは知財を分析することだ。企業の知財出願は中・長期的な企業戦略に基づくもので、企業が目指す方向を否が応でも浮かび上がらせる。知財を見れば、将来、その企業が、誰と、何をしようとしているかが、分かってしまうのだ。企業が作成する中期経営計画ではせいぜい3年先の予想しか盛り込まれない。その先が見えれば事業や技術開発などへの投資判断も変わってくるだろう。企業の5年先の姿を、知財の専門家が見せる。

著者プロフィール
正林国際特許商標事務所に所属する弁理士と知財アナリスト、知財スペシャリストの他、外部知財アナリストなどが交代で執筆。 正林国際特許商標事務所は、知的財産・知的資産の総合サービスプロバイダ。 代表者は所長で弁理士の正林真之(しょうばやし・まさゆき)氏。業務内容は、出願・登録、鑑定・先行技術調査、審判、侵害・訴訟、監視、調査、知財価値評価、管理、その他。