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 2020年6月に入り、中国のスマートフォンメーカーが相次いで日本市場向けのスマートフォン新製品を発表している。各社とも高いコスト競争力を武器とした低価格モデルで勝負をかけようとしているが、発表内容を見ると各社とも大きな課題を抱えているように見える。

ファーウェイは3万円台の5Gスマホを投入

 2020年3月に国内携帯大手3社が5Gの商用サービスを開始したと発表した際、KDDIとソフトバンクの2社は5Gスマートフォンのラインアップの半数近くに中国メーカーの製品を採用。5Gを機として国内でも再び中国メーカーが躍進しようとしている様子がうかがえる。

 そして2020年6月2日、そうした中国のスマートフォンメーカーのうち2社が、SIMロックフリー市場向けのスマートフォン新製品を相次いで発表した。中でも多数の新製品を発表したのが中国ファーウェイ・テクノロジーズ(華為技術)だ。

 同日に実施された発表会で、同社はタブレットやパソコン、ワイヤレスイヤホンなど多数の新製品を発表しているが、中でも高い関心を集めたのはやはりスマートフォン新製品であろう。そのうちの1機種は、フラッグシップモデル「P」シリーズの最新版で5Gに対応した「HUAWEI P40 Pro 5G」である。独ライカカメラ(Leica Camera)と共同開発した4眼カメラを搭載し、新たにAIを活用して通行人やガラスの映り込みを目立たなくしたりするなど、カメラ機能に注力している。

ファーウェイ・テクノロジーズの最新フラッグシップスマートフォン「HUAWEI P40 Pro 5G」。AIを活用してベストショットを選出するなど、カメラ機能が一層拡充されているのが特徴だ。写真は2020年6月2日のファーウェイ・テクノロジーズ製品体験会より(筆者撮影)
ファーウェイ・テクノロジーズの最新フラッグシップスマートフォン「HUAWEI P40 Pro 5G」。AIを活用してベストショットを選出するなど、カメラ機能が一層拡充されているのが特徴だ。写真は2020年6月2日のファーウェイ・テクノロジーズ製品体験会より(筆者撮影)
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 だがより注目される機種は、2019年に同社の売れ筋商品だったミドルクラスの「HUAWEI P30 lite」の後継モデルというべき「HUAWEI P40 lite 5G」だ。約6400万画素のカメラを採用するなどHUAWEI P40 Pro 5Gと同じ4眼カメラ構成で、5Gにも対応しながら、店頭予想価格はHUAWEI P40 Pro 5G(10万8800円)の半分以下となる3万9800円と、大幅に抑えられている。

ミドルクラスながら5Gに対応した「HUAWEI P40 lite 5G」。6400万画素のカメラをはじめとした4眼カメラを搭載するなど、カメラ機能の充実度も高い。写真は2020年6月2日のファーウェイ・テクノロジーズ製品体験会より(筆者撮影)
ミドルクラスながら5Gに対応した「HUAWEI P40 lite 5G」。6400万画素のカメラをはじめとした4眼カメラを搭載するなど、カメラ機能の充実度も高い。写真は2020年6月2日のファーウェイ・テクノロジーズ製品体験会より(筆者撮影)
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 そして同社はもう1機種、「HUAWEI P40 lite E」も発表している。こちらは5Gには対応せず、カメラもトリプルカメラ構造となるなどより性能は下げられているものの、店頭予想価格はHUAWEI P40 lite 5Gよりさらに安い、2万4800円に設定されており、5Gにこだわらなければかなり購入しやすい製品だと分かるだろう。

3眼カメラを搭載した「HUAWEI P40 lite E」。指紋センサーを背面に搭載するなど低コストのための工夫が見られ、約4800万画素のカメラを搭載するなど充実した機能を搭載しながら2万円台を実現しているのは驚異的だ。写真は2020年6月2日のファーウェイ・テクノロジーズ製品体験会より(筆者撮影)
3眼カメラを搭載した「HUAWEI P40 lite E」。指紋センサーを背面に搭載するなど低コストのための工夫が見られ、約4800万画素のカメラを搭載するなど充実した機能を搭載しながら2万円台を実現しているのは驚異的だ。写真は2020年6月2日のファーウェイ・テクノロジーズ製品体験会より(筆者撮影)
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