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 中国の広東欧珀移動通信(オッポ)の日本法人であるオウガ・ジャパンは2022年9月26日、低価格のスマートフォン「OPPO A77」に加え、新たにタブレット「OPPO Pad Air」の日本市場への初投入を発表した。タブレットの投入には周辺デバイスを増やしスマートフォンを軸としたエコシステム構築を目指す狙いがあるといえそうだが、国内で成功に結び付けるのは容易ではない。

低価格タブレット「OPPO Pad Air」を発表

 スマートフォン新機種の発表が相次ぐ昨今だが、新たに新機種を発表したのがオウガ・ジャパンである。同社は2022年9月26日に新機種2機種を発表しており、そのうち1機種は、オープン市場向けの低価格スマートフォン「OPPO A77」だ。

 OPPO A77はプロセッサーに台湾MediaTek(メディアテック)製の「Helio G35」を搭載、RAMは4GBと性能は高いとはいえず、モバイル通信も4Gのみで5Gには対応していない。だが一方で、6.5インチの大画面ディスプレーと128GBのストレージ、5000mAhのバッテリーにオッポが得意とする急速充電技術「SUPERVOOC」(33W)を搭載するなど、ニーズが高い機能・性能に重点を置きメリハリを利かせることで低価格を実現している。

オッポが日本市場に新たに投入したスマートフォン「OPPO A77」。5G非対応ながらバッテリーやストレージなど基本性能の充実を図り、2万円台の低価格を実現したモデルだ(筆者撮影)
オッポが日本市場に新たに投入したスマートフォン「OPPO A77」。5G非対応ながらバッテリーやストレージなど基本性能の充実を図り、2万円台の低価格を実現したモデルだ(筆者撮影)
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 実際、OPPO A77の希望小売価格は2万4800円とされている。同じ低価格の「A」シリーズで、5Gに対応した前モデル「OPPO A55s 5G」が発売当初3万3800円で販売されていたことを考えると、5G非対応ということもあってかなり安く抑えられていることが分かるだろう。

 だがオッポがこの時期に日本で低価格スマートフォンを投入するのは、ある意味順当でもある。それだけに今回の発表で注目されるのは、もう1つの機種となるタブレット「OPPO Pad Air」のほうであろう。

 OPPO Pad Airはディスプレーサイズ10.3インチのタブレットで、7100mAhと大容量のバッテリーを搭載しながら薄さ6.9mm、重量約440gと、薄型・軽量で持ちやすいことを最大の特徴としている。背面の加工は既に販売されているスマートフォン「OPPO Reno 7 A」と同じオッポ独自の「OPPO Glow」に加え、手で持つ左側面に面した部分は波打つテクスチャーで滑りにくい加工を採用、持ちやすさの面でも工夫が施されているようだ。

日本市場に向けて初めてタブレットの「OPPO Pad Air」も投入。薄型・軽量で持ちやすく、それでいて低価格なのが特徴だ(筆者撮影)
日本市場に向けて初めてタブレットの「OPPO Pad Air」も投入。薄型・軽量で持ちやすく、それでいて低価格なのが特徴だ(筆者撮影)
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 一方で搭載するプロセッサーは米Qualcomm(クアルコム)製のミドルクラス向けとなる「Snapdragon 680」で、RAMも4GBと性能は抑えめ。それゆえこちらも価格は抑えられており、発売時の希望小売価格は3万7800円となっている。