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 KDDIは2020年10月16日に発表会を実施し、米Apple(アップル)の「iPhone 12」シリーズ販売に向けていくつかの施策を打ち出した。中でもiPhone 12とネットワークを密に連携した機能を強くアピール。こうした取り組みは、端末とネットワーク、サービスとの関係に大きな影響を与えることになるかもしれない。

KDDIがiPhone 12シリーズの販売拡大施策を発表

 アップルは日本時間の2020年10月23日に、新しいiPhone「iPhone 12」シリーズのうち2機種を発売した。iPhone 12シリーズはラインアップが4機種に増え、全機種が5G(第5世代移動通信システム)対応になるなど大幅にリニューアルされたことで話題となっており、例年以上に注目を浴びているようだ。

 iPhone 12シリーズのうち先行販売される「iPhone 12」「iPhone 12 Pro」は、国内ではApple Storeなどの他、例年通りNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの携帯大手3社からも販売される。その1社であるKDDIは2020年10月16日に発表会を実施、auブランドで販売を開始したiPhone 12シリーズの販売拡大に向け、いくつかの施策を発表した。

KDDIは2020年10月16日に「au新サービス発表会」を実施、29歳以下の若い世代に向けた「auワイド学割」など、iPhone 12の販売に合わせた新しい施策を打ち出した。写真は同発表会より(筆者撮影)
KDDIは2020年10月16日に「au新サービス発表会」を実施、29歳以下の若い世代に向けた「auワイド学割」など、iPhone 12の販売に合わせた新しい施策を打ち出した。写真は同発表会より(筆者撮影)
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 その1つは料金に関する施策である。KDDIでは2020年10月15日より、対象の5Gスマートフォンを購入すると機種代金を5500円割り引く「5G秋トクキャンペーン」を実施しているが、それをiPhone 12/iPhone 12 Proにも適用。さらに端末購入プログラムの「かえトクプログラム」によって、両機種ともに月当たりの支払額は2000円台になるとしている。

 そしてもう1つの施策は「auワイド学割」である。これは「auデータMAXプラン」など、データ通信が使い放題になるプランを契約した29歳以下の利用者に向けて提供されるもので、プランにもよるが最大で1600円の割引が6カ月間適用される。

 29歳以下と若い世代に限定した割引施策を実施する理由として、KDDIの代表取締役社長である高橋誠氏は、使い放題プランの契約者のうち65%が29歳以下で、若い世代から高い支持を得ていることを挙げている。若い世代から非常に高い支持を集めるiPhone新機種の発売に合わせてこうした施策を打ち、若い世代を使い放題プランに積極的に取り込みたい狙いがあるといえそうだ。