
(出所:123RF)
参加者は比較的少人数で、頻繁に開催するチーム会議。だらだらと議論が続いて結論が出ない「ダメ会議」になりがちだ。効率良く実施するにはどうすればよいのか。全4回にわたって解説する。
参加者は比較的少人数で、頻繁に開催するチーム会議。だらだらと議論が続いて結論が出ない「ダメ会議」になりがちだ。効率良く実施するにはどうすればよいのか。全4回にわたって解説する。
会議終盤では、報告された課題などに対し、メンバーで議論して解決策を導くことになる。この作業も、効率よく進めようとすると一筋縄ではいかない。往々にして、特定の技術や方法の話が延々と続いたり、議論が別の方向に発散したりして、会議が長引いてしまう。
意見が出なくて会議が盛り上がらなければ、せっかく顔を合わせている意味がなくなってしまう。「メンバーが話をしやすい雰囲気を作るのがリーダーの務め」。コンサルティング会社のEさんはこう考えて会議運営を進めるという。
「会議は事前準備で決まるといっても過言ではない。想定したシナリオ通りに進むのが理想の会議」。こう話すのはコンサルティング会社に勤めるAさんである。事前準備として、資料やアジェンダ作りがある。これらの準備が会議の効果を高めるのは間違いない。
週に1回開催している進捗会議の開始時刻になったが、メンバーはそろわない。会議室に来る前にメンバーの様子を見ると、慌てて会議用資料を作っているのが分かった。情報共有が目的の会議なので、全員がそろわないと始められない。あなたも先に来たメンバーも無言のまま、5分、10分と時間が過ぎていく。