クルマの内装やHMI(ヒューマン・マシン・インターフェース)に設計革新のうねりが押し寄せている。自動運転の本格導入をひかえ、運転者や乗員が車室内でどう過ごすかが重要になってきたためだ。望ましいユーザー体験を設計し、それに合わせて内装やHMIをゼロから見直す取り組みが始まった。

(写真:左がダイムラー、右がフォルクスワーゲン)
クルマの内装やHMI(ヒューマン・マシン・インターフェース)に設計革新のうねりが押し寄せている。自動運転の本格導入をひかえ、運転者や乗員が車室内でどう過ごすかが重要になってきたためだ。望ましいユーザー体験を設計し、それに合わせて内装やHMIをゼロから見直す取り組みが始まった。
<第3回>
自動運転を背景にクルマの内装やHMI(ヒューマン・マシン・インターフェース)が様変わりしようとしている。キーワードは「システム統合」だ。これまでバラバラだった各種システムを統合し、新たな価値を生み出す。そのための開発環境が整ってきた。
<第2回>
クルマの内装やHMI(ヒューマン・マシン・インターフェース)の分野で部品メーカーの連携や買収が活発化してきた。中でも目立つのが、シートメーカーと快適・安全装備メーカーの組み合わせだ。自動運転の際にシートが回転すると、ダッシュボードの機能にアクセスしにくくなる。そこで、さまざまな機能をシートに統合す…
<第1回>
クルマの価値が外観デザインやパワートレーンから、内装やHMI(ヒューマン・マシン・インターフェース)にシフトしてきた。背景にあるのは、CASE(コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化)の潮流。クルマを自ら運転せず、車室内で自由に過ごせるようになると、内装やHMIはこれまで以上に重要になる。ク…