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SSDコントローラーのUSB4統合に期待

 SSDコントローラーのホスト側インターフェースとしては、PCI Express以外にUSBがある。SSD製品の高速化につながりそうなのが「USB4」だ。USB4はUSB 3.2の後継仕様。1レーン当たり最大で20Gビット/秒の転送速度を持っており、USB 3.2の1レーン当たり最大10Gビット/秒の倍の速度となっている。

 中身はインテルが策定した高速インターフェース「Thunderbolt 3」である。インテルはThunderbolt 3プロトコルのオープン化を2017年に宣言し、2019年3月4日にUSBの業界団体USB-IF(USB Implementers Forum)に寄贈した。これを受けてUSB-IFはThunderbolt 3をベースにUSB4を定める方針を明らかにしている。USB4は2019年中ごろに標準化を終える予定だが、同年5月28日から開催のIT見本市「COMPUTEX TAIPEI」で試作品なども出てくると思われる。

 SSDのUSB接続に使うインターフェースとしてはUSB 3.2の10Gビット/秒でも実用性がある。次世代のSSDコントローラーはPCI Express Gen4 x4の他にもUSB 3.2ないしUSB4のインターフェースを備える製品も登場するだろう。

大原 雄介(おおはら ゆうすけ)
テクニカルライター
外資系コンピュータメーカーや独立系ソフトウエアベンダーなどで技術者としてハード/ソフト開発に従事するかたわら、PC黎明期から幅広い技術記事や書籍を執筆。海外企業勤務を経て独立して現職。単著に「図解 64ビットがわかる」(技術評論社、2006年)、「忘れ去られたCPU黒歴史 Intel/AMDが振り返りたくない失敗作たち」(アスキー・メディアワークス、2012年)など。