
ユーザーが使いやすい良いシステムとは何か。どうやって作ればいいのだろうか。ITエンジニアがUX(ユーザーエクスペリエンス)デザインの基本を知るだけで、システムが提供する使い勝手は劇的に向上する。ITエンジニアが今すぐ実践できる、UXデザインのポイントを解説していく。
ユーザーが使いやすい良いシステムとは何か。どうやって作ればいいのだろうか。ITエンジニアがUX(ユーザーエクスペリエンス)デザインの基本を知るだけで、システムが提供する使い勝手は劇的に向上する。ITエンジニアが今すぐ実践できる、UXデザインのポイントを解説していく。
UX(ユーザーエクスペリエンス)をデザインするに当たって、検討すべき事柄を5段階で表現したものが「JJGの5階層モデル」です。それぞれの階層で利用する手法の中から失敗しがちな手法を取り上げ、うまく進めるためのコツを紹介します。
ITエンジニアはどのようにUXデザインに取り組めばいいのか。農業領域の新サービス創出に挑んだ金融システム開発部隊の取り組みを例に説明していきます。前回は関係者にヒアリングをして作成したサービス企画が、実際のユーザーである農業従事者へのヒアリングによって大転換するところから始まります。
今回はITエンジニアが業務にUXデザインを取り入れて新サービス創出をした当社の事例を基に、実プロジェクトでの取り組みやITエンジニアに起こる変化などを解説していきます。
UXデザインの色の使い方には多くの勘どころがあります。まず「色が持つ意味」について注意が必要です。人がある色を見たときに、想起するイメージや心理効果があります。赤色はエネルギッシュで元気なイメージがあるため、スポーツに関連したシステムに利用するとよいでしょう。
ITエンジニアが表層デザインについて基本を学ぶことで、より良いUXを生み出すことができるようになります。表層のデザインについて、ITエンジニアが知っておきたいポイントを解説していきます。
良いUX(ユーザーエクスペリエンス)をデザインするには、プロトタイプを制作して検証することが重要です。適切なタイミングで適切な手法を使って検証を繰り返すことで、課題を早期発見し、大幅な手戻りを防ぐことができます。
良いUXを設計するための大事なプロセスの1つであるプロトタイプ制作。その制作手法は紙と鉛筆だけを使うものから、専用ツールを使うものまで様々です。適切なタイミングで適切な手法を選択することで、課題を早期発見し、大幅な手戻りを防ぐことができます。
UXデザインにおける画面レイアウトの設計では、ユーザー像や機能要件をよりどころにして、ユーザー目線で使いやすい画面を作成していきます。この作業での最終的なアウトプットは「ワイヤーフレーム」と呼ばれるものです。
今回はUXをデザインするための各フェーズを示した「JJGの5階層モデル」のうち、「骨格ェーズ」について解説していきます。骨格フェーズでは画面上に「何を」「どこに」「どのように」表示するのかを考ます。ユーザーの立場から、読みやすさや使いやすさを十分に検討しましょう。
システムは通常、ユーザーからの入力を受け取るだけではなく、必要に応じてユーザーにメッセージをフィードバックし、その結果を受けて再びユーザーからの入力を受け取る、というやりとりを繰り返しながら処理を進めます。人間同士の会話のようにインタラクティブに処理が進むのです。
UXをデザインしていくに当たって、システムを利用するユーザーを理解してコンセプトを固めたら、次は具体的な機能の構造を設計していきます。画面のレイアウトといった目に見える部分だけではなく、メニュー構成や画面遷移も使いやすさを左右します。
JJGの5階層モデルの戦略フェーズでは、「システムを使うユーザーの目的」や「利用するユーザーの特徴や要素」を洗い出し、対象とするユーザー像(ペルソナ)を定義します。続く要件フェーズでは、戦略フェーズで定義したユーザーの視点からシステムを使う姿を描き、ユーザーにとって重要な要件を洗い出します。
情報システムのUX(ユーザーエクスペリエンス)をデザインする際のよりどころとなるのが、「UXデザインコンセプト」です。それには「ペルソナ」などの手法を用いて構築するシステムのユーザー像を定義することが欠かせません。ユーザーの声を聞いたり、現場を観察したりしてユーザーの観点を得る必要があります。
「JJGの5階層モデル」は、一番下から、戦略、要件、構造、骨格、表層という層構造になっています。このうち前回は、1番下の「戦略」について解説しました。今回は残りの4層を解説していきます。
ITエンジニアのみなさんは、システム構築における「デザイン」と聞くと、どのようなイメージが浮かぶでしょうか。、デザインは見た目を良くすることだけを指しているわけではありません。システム構築の現場でも、デザインできることがありますし、デザインをしなければいけないことがあるのです。