200回以上続いていた人気連載が帰ってきました!スウェーデン在住のフォトジャーナリスト武藤聖一氏が、欧州の最新建築を巡り歩き、写真を撮影しながら現地をリポートします。

200回以上続いていた人気連載が帰ってきました!スウェーデン在住のフォトジャーナリスト武藤聖一氏が、欧州の最新建築を巡り歩き、写真を撮影しながら現地をリポートします。
デンマークの首都コペンハーゲンから南西に約35km行った場所に、人口6万余りのKøge(ケーエ)市がある。市の北部で2019年6月、ケーエ北駅がオープンした。歩道橋と駐車および駐輪場で構成したユニークな駅舎だ。全長は約225m。高速鉄道と首都圏近郊鉄道、高速道路をまたぐ形で建つ。
市庁舎の国際コンペが2012年に行われ、56組のエントリーからデンマークに本拠地を置くHenning Larsen Architectsの案が選ばれ14年に工事が始まった。5年ぶりに現地を訪れ、CRYSTALと呼ばれる新市庁舎に入った。
フランス南部の地中海に面するリゾート地、モンペリエで「l’Arbre Blanc(ラルブル・ブラン)」が話題だ。建築家・藤本壮介氏とフランスの若手建築家達がコラボして設計した建物で、2019年7月に竣工。バルコニーとパーゴラが多方向に突き出ている大胆なデザインは、早くも街のランドマークとなり、市民…
フィンランド南東部にあるJoensuu(ヨエンスー)という街で2019年8月、ほとんどの構造材に無垢(むく)材を使用した14階建ての高層アパートが完成した。
門形の建物をパブリックスペースが貫通
ワインで有名なボルドーは、フランス南西部のヌーヴェル・アキテーヌ地域圏に位置する。その地で2019年6月28日、総合文化センター「MÉCA」が開業を迎えた。設計を手掛けたのは、デンマークの設計事務所BIGだ。
ノルウェーの小さな町で、木材も会社も地元にこだわり
ノルウェーのブルムンダルという小さな町に、世界一高い木造の複合ビル「ミョーストーネット(Mjøstårnet)」が完成した。世界中の人々が視察に訪れる注目の木造建築だ。総工費は約5000万ユーロ(約61億円)。
第1回 HELSINKI CENTRAL LIBRARYーOODI(ヘルシンキ中央図書館) フィンランド・ヘルシンキ
フィンランド・ヘルシンキで、ヘルシンキ中央図書館が2018年12月5日にオープンした。最上階に開架スペースを設けた大胆な構成が特徴だ。パノラマビューも楽しめる開放的な開架スペースは、「本の天国」と名付けられている。