プログラミング言語「Python」の人気が沸騰中だ。2020年からはCOBOLを押しのけて、Pythonが基本情報技術者試験に採用される。AIを活用したシステムを開発するのに最適な言語であり、もはやCOBOL世代もPythonと無縁ではいられない。一方でPythonには弱点や不向きの用途もある。まだ知られていないPythonの常識や活用する際に必ず感じるであろう疑問を解き明かす。

特集
Python大全、AI時代の本命言語
出典:日経コンピュータ 2019年6月27日号 pp.24-37
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目次
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Python生みの親が明かした「引退騒動」、PyCon 2019インサイド報告
プログラミング言語Pythonの世界最大のカンファレンス「PyCon 2019」が2019年5月に米クリーブランドで開催された。注目されたのがPythonの生みの親であるグイド・ヴァン・ロッサム氏の出欠だ。同氏は2018年7月に最高意思決定を行う立場からの引退を表明していた。
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Pythonの運営者は誰?基幹系も書き直すべき?AI時代の本命言語を解明
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ズバリPythonの弱点は?AI以外の有望分野は?気になる疑問に答える
Pythonにも弱点はあるのか?AI(人工知能)以外にPythonに適した分野はあるのか?Python人材はどう確保すべきか?Python導入にはいくらかかるのか?企業ユーザーがPythonを利用する上で突き当たる疑問に答えよう。
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なぜ書きやすい?人気の開発環境は?Pythonを巡る疑問に答える
Pythonはなぜ書きやすく読みやすいと言われるのか?Python用のAI(人工知能)関連ライブラリーが豊富なのは、そもそもなぜなのか?Pythonプログラマーはどんな開発環境を使っているのか。Pythonを使う上で気になる3つの疑問に答える。
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AI時代のいまPythonがブレイクする本当の理由
Python人気の原動力はAI(人工知能)だ。AIシステムを開発するプログラミング言語としてPythonが最も使いやすいからだ。データ分析やインフラ管理など、Pythonの用途は広がっている。