全597文字
PR

 「かなり大きな揺れを感じた」――。新潟県長岡市に本社を構える車載計器大手の日本精機の広報担当者は、2019年6月18日午後10時22分に発生した山形県沖を震源とする地震を受けてこう話した。

図1 日本精機はHUD(ヘッド・アップ・ディスプレー)で世界首位の車載計器メーカー
図1 日本精機はHUD(ヘッド・アップ・ディスプレー)で世界首位の車載計器メーカー
写真は同社が披露したコンセプトモデル(撮影:日経 xTECH)
[画像のクリックで拡大表示]

 気象庁によると、当時、長岡市では最大で震度5弱を記録。揺れは大きかったものの、日本精機では物的・人的被害ともに無く、手掛けているHUD(ヘッド・アップ・ディスプレー)やメータークラスターなどは、6月19日以降も通常通りの生産を続けている(図1)。

 長岡市に構える本社・工場に加えて、同市内に1カ所の事業所と2カ所の研究開発拠点を持つが、そのいずれにおいても被害は確認されていない。同社が構成品を調達する各部品メーカーにも被害は無かったようだ。

 日本精機は、HUDで世界首位。日本メーカーとしては、日産自動車やマツダに供給している。ドイツ・ダイムラー(Daimler)、同BMW、同アウディ(Audi)といった欧州の高級車ブランド3社向けにも供給を広げており、生産が滞るとグローバルで影響を及ぼす。前出の広報担当者は「引き続き安定した供給を目指したい」と意気込みを述べた。