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 2019年6月18日に発生した山形県沖を震源とする地震で、震度6弱を観測した同県鶴岡市。市内の小真木原総合体育館では、3階アリーナの天井材の一部が落下した。アリーナ中央にある昇降式レールの巻き上げ機を、天井裏で固定していたC形鋼が、地震の揺れの影響で落下。天井材を損傷させた。

鶴岡市小真木原総合体育館の3階アリーナ。アリーナ中央の天井部材が損傷した(写真:日経アーキテクチュア)
鶴岡市小真木原総合体育館の3階アリーナ。アリーナ中央の天井部材が損傷した(写真:日経アーキテクチュア)
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 天井材が落下したのは計2カ所。落下した天井材は、最大で約20cm角だったという。天井高さは15m程度ある。

 建物は1991年竣工で、地上4階建ての鉄筋コンクリート造。設計は山下設計、施工は飛島建設を代表とする共同企業体がそれぞれ手掛けた。

 地震発生当日、市の職員が天井部を目視で点検し、天井材の損傷を発見した。職員が天井裏に入って点検したところ、溶接していたC形鋼が落下しているのを確認し、撤去した。天井部を含めて2018年2月に実施した法定点検では、異常はなかったという。

 市は、6月20日までに竣工時の施工を担当した地元建設会社による点検を実施。安全性が確認できれば、6月24日にも再開する考えだ。6月29日と30日には、15歳以下の世界バドミントン大会が開催される予定になっている。

 鶴岡市教育委員会スポーツ課の阿部三成主幹は、「利用者がいる時間帯に地震が起こっていれば、けが人が出たかもしれない。天井裏の部材によって、こうした被害が出るとは思ってもいなかった」と話した。

損傷のあった天井部分を見上げる。落下した天井部材は、20cm角程度の大きさだったという(写真:日経アーキテクチュア)
損傷のあった天井部分を見上げる。落下した天井部材は、20cm角程度の大きさだったという(写真:日経アーキテクチュア)
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3階アリーナの全景。アリーナ中央天井部で2カ所が損傷した。6月20日も点検を実施していた(写真:日経アーキテクチュア)
3階アリーナの全景。アリーナ中央天井部で2カ所が損傷した。6月20日も点検を実施していた(写真:日経アーキテクチュア)
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