
(写真:123RF)
システム開発の現場では、新しい技術やツールを駆使した開発の無駄取りが盛んに行われている。ウオーターフォール型開発の工程を中抜きしたり、コミュニケーションコストを最小化したりするといった取り組みだ。開発現場への取材を基に、最新の無駄取りの定石を解説する。
生産性を向上させる
システム開発の現場では、新しい技術やツールを駆使した開発の無駄取りが盛んに行われている。ウオーターフォール型開発の工程を中抜きしたり、コミュニケーションコストを最小化したりするといった取り組みだ。開発現場への取材を基に、最新の無駄取りの定石を解説する。
システム開発の現場では、エンジニア同士の意思疎通が欠かせない。エンジニアの間で広まっているSlackを使えば、他ツールと連携して自動テストやデプロイも可能だ。コミュニケーションコストの削減が期待できる。
使われない成果物の作成は、無駄な時間とコストにつながる。従来型の開発は過不足なくドキュメントを作成するが、ユーザーと協力して集約・選択すれば大幅に成果物の削減が可能だ。
サーバーの払い出しは手続きが多く、時間がかかっていた。しかし、構成管理ツールやコンテナを活用すれば大幅に時間を短縮できる。新しい技術やツールを使った2つの事例からポイントを探ろう。
要件定義から総合テストまで全工程をきっちりこなすウオーターフォール開発では、作業工程の手戻りを最小限に抑えることが重要だ。ツールを活用すれば、詳細設計から単体テストまでを中抜きでき、手戻りを抑えられる。
無駄を取り除き、生産性を向上させることがシステム開発には欠かせない。最近では新しい技術やツールの登場で、これまでと異なる無駄取りが可能になっている。