バブル経済が崩壊し、就職氷河期を経験した1970~84年生まれの「団塊ジュニア世代」。長引く経済の停滞を目の当たりにし、じっくりと実力を養ってきたこの世代の活躍が目立ってきた。特に第二次ベビーブームの70~74年生まれは40代後半を迎え、建築界をけん引する存在になりつつある。一方、85年以降に生まれた世代は、これまでにない発想で新風を吹き込む。人口が減少期に入り、大量供給時代の論理が通用しなくなるなか、最近、活躍が目覚ましい「令和の旗手たち」の考えや取り組みを通して、ポスト平成のキーワードを探る。

目次(予定)
- 田根剛氏[1979年生まれ、Atelier Tsuyoshi Tane Architects代表](7月1日、3日公開)
- 永山祐子氏[1975年生まれ、永山祐子建築設計主宰](7月8日公開)
- 各務太郎氏[1987年生まれ、SEN共同創業者](7月10日公開)
- 石上純也氏[1974年生まれ、石上純也建築設計事務所主宰](7月17日、22日公開)
- 田畑耕太郎氏[1988年生まれ、住田町建設課技師](7月24日公開)
- 山中大介氏[1985年生まれ、ヤマガタデザイン代表取締役](7月29日公開)
- 竹中司氏[1971年生まれ、アンズスタジオ代表、アットロボティクス代表](7月31日公開)
- 天野裕氏[1976年生まれ、NPO法人岡崎まち育てセンター・りた事務局長](8月5日公開)
- 福岡などの若手建築家[百枝優氏、佐々木翔氏、佐々木慧氏、岩元真明氏](8月9日公開)