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 ダイハツ工業が2019年7月9日に発売した新型軽自動車「タント」は、同社の新たな車両開発手法「DNGA(ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)」を適用し、先代車に比べてボディー骨格を40kg軽くした(図1)。

新型「タント」
図1 DNGAボディーを初適用した新型「タント」
(撮影:日経Automotive)
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 同社は引っ張り強さが440MPa級以上の鋼板を、高張力鋼板と定義する。DNGAに基づいて開発した次世代ボディーでは、衝突安全への対応と軽量化を両立するため、ボディー骨格への高張力鋼板の使用比率を増やした。

 具体的には、440MPa級以上の高張力鋼板を骨格全体の45%(質量比)に使った。先代車の使用比率は35%だった。また、先代車のボディーでは440MPa級と590MPa級の使用が中心だったが、新型車では780MPa級以上の高張力鋼板を多用した。 

 側面衝突時に乗員室を変形させないため、運転席側のセンターピラーには1.2GPa級の高張力鋼板(冷間プレス材)を使った。また、前面衝突や側面衝突に対応するため、フロントピラー上部やサイドシルなどは980MPa級を使用した。

 これに対して、フロントピラー下部は780MPa級である。前面衝突の際に変形させて衝撃エネルギーを吸収するため、980MPa級より強度の低い鋼板を使ったという(図2)。

新型車のボディー骨格
図2 新型車のボディー骨格
オレンジ色が1.2GPa級、黄色が980MPa級と780MPa級、青色が440MPa級と590MPa級。(撮影:日経Automotive)
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