北川賢一の乱反射
目次
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富士通Japanに消滅説が浮上、2024年4月までに富士通へ統合か
「早ければ2023年10月、遅くとも2024年4月までに富士通Japanを富士通に統合する」。この情報が富士通グループ内を駆け巡っている。
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企業向けITの売上高ランキング、1位はマイクロソフトで2位は?
エンタープライズITの主要企業15社を対象に、2022年売上高ランキングを作成した。売上高も利益もトップは米マイクロソフト。Azureだけで500億ドルを売り上げ、富士通とNTTデータの売上高合計を上回る。
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世界IT大手の22年10~12月決算、売上高成長率は6四半期連続で下降
企業向けIT世界大手18社の2022年第4四半期決算が出そろった。18社のデータセンター、ソフトウエア、サービス、パブリッククラウドの4分野、いわゆるエンタープライズITの売上高合計は1784億6500万ドル(約23兆4500億円)で前年同期を12.8%上回り、7四半期連続で2桁成長を維持した。
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世界の企業IT支出は2023年に6.3%増へ、社内人材の不足がITサービスの追い風に
米ガートナーの最新予測によると2023年は「エンタープライズIT」と呼ばれる企業向けITへの世界支出が、2022年に比べて6.3%増の2兆3825億ドルになる見通しである。エンタープライズITはデータセンターシステムズ、ソフトウエア、ITサービスの3分野で、デバイスや通信サービスは含まない。
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英郵便局の一大冤罪事件をめぐり、英国で富士通にはげしい非難の声
「英国のメディアや議会が富士通を激しくたたいている。最悪の場合、10億ポンド(約1570億円)の補償金を支払わされる上に、偽証の汚名まで着せられかねない」。
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2026年には1兆ドル市場のパブリッククラウド、上位数社の寡占化が進む理由
すでに巨大な存在になっているパブリック・クラウド・サービスの市場規模についてITリサーチ大手各社が予測を出している。パブリック・クラウド・サービスについて米フォレスター・リサーチは最新リポートで、20%以上の年間成長率を維持し、2026年には1兆ドル(約130兆円)市場に膨れあがると予測した。
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富士通・日本IBM・NTTデータ・CTC・NRI、社長の通信簿・営業利益編
新年最初の話題にふさわしいかどうかはともかく、日本のIT大手5社の社長の通信簿、営業利益版をお届けする。前号の業容拡大版の続編になる。
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富士通・日本IBM・NTTデータ・CTC・NRI、社長5人の業績通信簿を作ってみた
2022年7~9月期決算から計算した国内売上高成長率に基づき「社長の通信簿 乱反射版」を作ったので報告する。対象は富士通、日本IBM、NTTデータ、伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)、野村総合研究所(NRI)の5社だ。
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日本のIT公共調達に黒船か、世界経済フォーラムが提言書
WEFの報告書はデジタル庁が2年目に入った2022年10月に出され、表紙には北半球の一部を衛星から俯瞰(ふかん)した写真が使われ、中央に大きく日本列島が写っている。「日本の公共調達を狙い撃ちにしたことが一目瞭然」とITアナリストは指摘する。実際、日本のIT公共調達の課題が詳しく述べられている。
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世界IT大手の22年7~9月決算、クラウドの成長率が2015年以来で最低の水準に
企業向けIT世界大手18社の2022年第3四半期(7~9月)の決算が出そろった。18社のデータセンター(サーバー、ストレージ、ネットワーク機器)、ソフトウエア、サービス、パブリッククラウド4分野の売上高合計は1642億1600万ドル(約24兆720億円)で前年同期を14.0%上回った。
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富士通とNECがHPCクラウド強化、老舗の意地を見せられるか
富士通は2022年10月から、2種類のハイ・パフォーマンス・コンピューティング(HPC)機を、同社のクラウドサービス経由で国内の一般顧客が利用できるようにした。
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HPEのネリCEOが語る、GreenLakeが日本で好調な理由
「日本チームからGreenLakeプラットフォームが全売上高の20%になったと聞いている」。米ヒューレット・パッカード・エンタープライズ(HPE)のアントニオ・ネリCEO(最高経営責任者)は2022年度第3四半期(5~7月)決算報告の後、日経コンピュータとの個別取材に応じた。
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米ブロードコムによる米ヴイエムウェア買収、その経緯が報告書で明らかに
米半導体大手ブロードコムが、仮想化技術の巨人、米ヴイエムウェアを買収する日程や今後のヴイエムウェアの売上計画が明らかになった。
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米IBMの現・前CEOらが「ボーナスを不正に得た」と訴えられた理由
「2人の現IBM上級幹部2人の前IBM上級幹部を被告とする集団訴訟が始まった。この問題を調査するために取締役会は特別委員会を設置した」。米IBMが2022年7月、米SEC(証券取引委員会)に提出した2022年度第2四半期業績報告書(フォーム10-Q)の「偶発事象」の中でこう報告した。
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クラウド3強の設備投資に異変、伸び率が前期の20%増から5.8%増に鈍化
米アマゾン・ドット・コム、米マイクロソフト、米アルファベット(グーグルの親会社)のクラウドサービス大手3社の設備投資に異変が生じている。
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世界IT大手の22年4~6月決算、クラウドの成長が前期より減速
企業向けIT世界大手18社の2022年度第2四半期(4~6月)の決算が出そろった。18社のデータセンター(サーバー、ストレージ、ネットワーク機器)、ソフトウエア、サービス、パブリッククラウド4分野の売上高合計は1647億4700万ドル(約22兆2240億円)で前年同期を15.2%上回り、5四半期連…
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IBMの主力事業がサービスから製品に回帰、1990年代後半の姿に戻る
「直近の業績を見ると1990年代後半のビッグブルーに戻りつつある」。日本IBMの営業だったあるOBは米IBMの第2四半期(2022年4~6月期)および上半期(1~6月期)の決算をこう評する。
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「脱オラクルの行き先はオラクル」、三沢社長の自信の根拠はRAC
「多くの顧客から『“脱オラクル”を真剣に考えている』とよく言われる」。日本オラクルの三沢智光社長の持ち味は何でも平気で口にする率直さだ。ただし続けて三沢社長はさらに直球を投げる。
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オラクルとHPEのItaniumを巡る11年の裁判が決着、別件で係争は続く
「ビッグレッドと法的に衝突した経験がない方は挙手してください、と告げたらだれも手を挙げなかった」。ビッグレッドとは米オラクルのこと。良くも悪くも積極果敢な同社の姿勢はジョークにまでなっている。
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米国がスパコンで世界初のエクサFLOPS機、中国はTOP500入りを回避か
「スーパーコンピューティングで日出ずる国が米国の力に屈した」。こんな見出しが2022年5月30日、海外の報道で踊った。