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 富士通は2021年4月1日付で本体とグループ企業における顧客対応の幹部ポストを約4割減らす。富士通グループ企業のある役員は「ポストを奪い合うサバイバルゲームが始まっている。“いるだけ”の幹部が多すぎたのかもしれないが今回の人事は凄すぎる」と驚きを隠さない。

 一連の機構改革と人事施策は1月28日に富士通社内で告知された。前出の役員はゲームのルールを次のように説明する。

 「4月1日付で退任する富士通の取締役・執行役員・理事はグループ企業も含めて約50人。さらに顧客に対応する営業部門とSE部門の統合・再編により、本部長や副本部長などの幹部ポストは4割減る。富士通の公共・地方部門と富士通マーケティング(FJM)が合体した富士通Japan(FJJ)でも幹部ポストは4割減」

 ゲームと呼ぶのは通常の人事異動ではなく、いったん幹部ポストをすべて空席にし、残るポストを社内公募で埋める、いわゆるポスティング方式をとるためだ。

 先行してゲームが開始されたFJJの場合、富士通とFJMで約100人いた顧客対応の本部長・支社長・SE関連本部長を1月末に全員ポストから外した。改めて62のエリア本部長・支社長・SE関連本部長をポスティングにより選ぶ。応募は2月9日に締め切られており、書類選考と面接の後、3月上旬に結果が通知される。「FJM出身者が何人残れるか」がFJJの中で取り沙汰されている。