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 将来の予測は非常に難しい。その不確実性が物事を面白くしているのだが半面エラーが大きくなるときもある。

 市場の変化に追随しようと米ガートナーはグローバルIT支出について年4回、前年の実績値・当年の予測値・翌年の予測値と3種類の数字を発表している。直近の2021年10月の発表では2020年の実績、2021年と2022年の予測が出ており、このうち成長率の予測を表に掲載した。さらに2021年1月、4月、7月に出した予測も記載した。

図 米ガートナーによる世界のIT支出予測
図 米ガートナーによる世界のIT支出予測
IT支出予測を上方修正、2021年のソフト・サービスは2桁成長(出所:米ガートナー 世界IT支出予測(2021年1月、4月、7月、10月)、「上記3セグメント」の成長率(予測)は公表値に基づき筆者算出)
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 並べた予測を見ると2021年と2022年の成長率について上方修正を繰り返していることが分かる。コロナ禍は続いているがITは企業変革の基盤になり、それを駆使できる人材獲得への意欲は強く、企業IT支出は伸びていくとガートナーは見ているわけだ。