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 米IBMが2022年4月5日(日本IBMは同6日)、メインフレームzSystemsの新機種「IBM z16」を発表した。5月31日から全世界で同時出荷するz16は、2019年9月に発売したz15の後継機で10四半期ぶりの交代になる。歴代のzSystemsは8~10四半期を通じて販売され、その後に後継機が登場してきた。販売サイクルから推測すれば、z16は今後10四半期にわたって主力機として販売され、後継の「z17」(仮称)は2024年第3四半期に登場する。

表 IBMメインフレームの販売サイクルと売上高
z16のライフ、10四半期を超えられるか
表 IBMメインフレームの販売サイクルと売上高
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 IBMの説明によるとz16は、大量トランザクションの処理中にリアルタイムでAI(人工知能)の推論処理を実行し不正を検知できる、業界初の耐量子暗号システムを採用し現在や将来の量子コンピューティングによる暗号解読に対して備える、といった機能を持つ。

 こうした高機能によって金融機関など大手企業で採用されてきたzSystemsの成功を持続させる考えだ。新型機は通常、IBMに売上高の急増をもたらす。既存顧客の多くがミッションクリティカルなアプリケーションをメインフレームに依存しており、アップグレードに意欲的であるためだ。