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 「多くの顧客から『“脱オラクル”を真剣に考えている』とよく言われる」。日本オラクルの三沢智光社長の持ち味は何でも平気で口にする率直さだ。ただし続けて三沢社長はさらに直球を投げる。「脱オラクルの行き先で一番良いのはオラクル。これは事実」。

 2022年7月7日に開かれた戦略説明会における三沢社長のこの発言についてオラクルのパートナーである大手システム開発会社の役員は「いったん脱オラクルを検討あるいは実施したものの結局戻ってきた顧客は相当数いる」と同意する。

 主な行き先は「オラクル・クラウド・インフラストラクチャー(OCI)」だという。「インフラのクラウドとして世界シェアが2%しかないOCIを使うように顧客を説得するのはなかなか大変だが、システム開発会社にとってOCIはシェアの大きい有力クラウドよりずっともうかる。オラクルのサポートもいい」(同役員)。

図 米オラクルのクラウド売上構成比(2022年3~5月期)
図 米オラクルのクラウド売上構成比(2022年3~5月期)
IaaSのOCIは36%増(出所:米オラクル公表値)
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