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 「直近の業績を見ると1990年代後半のビッグブルーに戻りつつある」。日本IBMの営業だったあるOBは米IBMの第2四半期(2022年4~6月期)および上半期(1~6月期)の決算をこう評する。

 上半期の売上高構成比はソフトウエアが40%、コンサルティング(サービス)が32%、インフラストラクチャー(ハードウエア)が25%。つまり製品が65%を占めた。マネージドサービスとアウトソーシングを2021年11月、米キンドリルに分離した結果である。

表 米IBMの事業別売上高と伸び率(2022年4~6月期)
メインフレームの売上高は77%増(出所:米IBM公表値)
表 米IBMの事業別売上高と伸び率(2022年4~6月期)
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 「1990年代後半」の例として25年前、1997年度の構成比を見るとハードが49%、サービスが31%、ソフトが13%。直近と比べてソフトとハードの順序が逆だが製品が62%あった。

 この頃、立て直しに来たルイス・ガースナーCEO(最高経営責任者)がサービス事業の強化を開始。サム・パルミサーノCEOの時代にサービスは5割を超え、ジニー・ロメッティCEOの在任中後半、5年前の2017年度にサービス事業はピークを迎え、3分の2を占めた。