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 米アマゾン・ドット・コム、米マイクロソフト、米アルファベット(グーグルの親会社)のクラウドサービス大手3社の設備投資に異変が生じている。2022年第2四半期(4~6月)の3社の設備投資合計額は294億8400万ドル(約4兆800億円)、前年同期比5.8%増に留まり、第1四半期の伸び率20.1%増、2021年第4四半期の20.7%増に比べ、大きく落ち込んだ。

 この設備投資額は3社の全事業についてであるが、クラウドは重要事業であり、設備投資においてかなりの比率を占めている。

図 クラウド3社の設備投資額(2017年1Q~2022年2Q)
図 クラウド3社の設備投資額(2017年1Q~2022年2Q)
設備投資は伸び続けてきたが(出所:各社)
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 3社の設備投資額とクラウド売上高を見ると、両方とも二桁で伸びてきていた。2021年から設備投資の伸び率は20%前半、3社合計のクラウド売上高は30%台後半の伸び率で落ち着いている。2020年にはコロナ禍を受け、クラウド売上高について30%台前半の伸び率が続いたが、その間であっても第3半期は55.6%、第4四半期は42.3%も設備投資を伸ばしていた。

 この傾向と、2022年第2四半期のクラウド売上高が31.0%増の510億1500万ドル(約7兆650億円)であったことを考え合わせると、第2四半期の設備投資5.8%増は異常値と映る。