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 新年最初の話題にふさわしいかどうかはともかく、日本のIT大手5社の社長の通信簿、営業利益版をお届けする。前号の業容拡大版の続編になる。

 2022年度上期実績が発表されているので、3年前の2019年度と比較できるようデータをそろえてみた。2022年度通期は4社発表の予想値だ。

表 国内IT大手4社の営業利益率比較
富士通、CTCは通期で2桁にできるか
表 国内IT大手4社の営業利益率比較
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 安定して2桁の営業利益を上げ続けている野村総合研究所(NRI)の此本臣吾社長の評価は5、国内を見れば2桁になるNTTデータの本間洋社長が4だろう。日本IBMの山口明夫社長は比較できるデータがなかったが、2021年度は2桁に戻しており、この調子が続いているなら4になろうか。

 富士通の時田隆仁社長と伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)の柘植一郎社長は1桁が多かったが共に2022年度通期で2桁の営業利益率にすると言っており、達成できれば評価は4となる。