北川賢一の乱反射
目次
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米IBMの運用サービス事業、分離後はあのライバルに売却か
米IBMが2021年1月1日付で従来の4事業部門を「テクノロジー」「グローバル・ビジネス・サービス(GBS)」「グローバル・テクノロジー・サービス(GTS)」の3事業部門に改組した。
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ユーザー企業がクラウドの「運転免許」を取得すべき理由
「クラウドはITのデリバリー革命である。クラウドでデータセンターが産業化・工業化すると『ソリューション提供』や『システム構築』は死語になる。顧客が最終的にほしいものがクラウドからデリバリーされるからだ」
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クラウド利用が進まぬ日本、原因はユーザー企業の勉強不足だけではない
「日本のクラウド利用の進展はとんでもなくスロー。10年間も議論しながら一向に利用が増えない。ユーザー企業は頭で分かっていても身体が動かない状況にある」
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NTTデータやインドTCSに追いつかれた富士通のサービス事業、次の一手は
「社員に改革疲れが見え始めたのは危険な兆候。時田(隆仁)社長は株式市場の受けを狙う改革アイデアを出すだけではなく、事業で実績を出すべきだ」。富士通でサービス事業の幹部を務めた経験を持つOBはこう指摘する。
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苦戦する従来型ITサービス事業者、理由はコロナ禍だけにあらず
「従来型のITサービスを手掛ける大手企業はクラウドサービスやDX(デジタルトランスフォーメーション)のコンサルティングを連呼してきた。コロナ禍が到来して以降、さらにうるさく言う。だが、彼らのWebサイトからクラウドやDXが買えるのか」クラウドビジネスに詳しいコンサルタントの中井雅也氏は問いかける。
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コロナ禍の底は脱したか、世界IT大手17社の20年7~9月決算は4.4%増収
世界の企業向けIT大手17社における2020年7~9月の四半期業績が出そろった。17社のデータセンター(サーバー、ストレージ、ネットワーク機器)、ソフトウエア、サービス、クラウドの4事業分野の売上高合計は1285億3200万ドル(約13兆3890億円)で前年同期を4.4%、4~6月期を2.0%上回…
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IBMが30年前の「再生の要」を切り出す理由
「何が必要で、何がいらないのか」。かつてダウンサイジングの波に翻弄されて以降、米IBMの歴代CEO(最高経営責任者)は自らに問い、必要な事業を買収、いらない事業を切り離し、技術の変化に適応しようとしてきた。
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IBMの決算を検証、「継続事業ベース」の本当の成長率は?
米IBMが発表した決算における「継続事業ベース」の売上高の成長率には、IBMの時価総額の3分の1に相当する巨費を投じて買収した米レッドハットの1年前の業績を加味した調整がされていなかった。IBMに代わって計算してみよう。
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ストレージベンダーが電力会社と組んでクラウドを展開、大手に対抗する戦略とは
日本発のビジネスモデルが、ことITに限ると、欧米の市場で採用されることはほとんどなかった。だが関西電力の子会社であるオプテージが2020年9月に設立した「Neutrix Cloud Japan(NCJ)」の公益型を目指すストレージクラウドはちょっと違う。
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サーバー世界4位の中国インスパーが日本再上陸、その狙いとは
「夢がある。それが成就したら社長を辞める」。中国のITベンダー、インスパーグループ(浪潮集団)が2020年3月に設立したインスパージャパンの王遠耀社長は、5月に社長に就任したばかりなのにそう語る。
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ITベンダーの業績開示が後退中、大手8社を「通信簿」で評価
日本経済新聞によると世界の主要4500社の2020年4~6月期業績は売上高が前年同期比15%減であり、1~3月期の同5%減より落ち込んだ。最終利益も同65%減だが、半導体やITセクターは増益だという。そこで総合ITベンダー世界8社を採り上げ検証した。
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クラウド以外は総崩れ、世界IT大手16社の20年4~6月期決算
世界の企業向けIT大手16社における2020年4~6月の四半期業績が出そろった。16社のデータセンター(サーバー、ストレージ、ネットワーク機器などハードウエア)、ソフトウエア、サービス、クラウドの4事業分野の売上高合計は1209億2800万ドル(約12兆7200億円)で前年同期を3.2%上回った。
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スパコンランキングTOP500の「静と動」に注目せよ、これから大変動が始まる
2020年6月末、スーパーコンピューターの性能ランキングTOP500が発表された。富士通製「富岳」がLINPACK性能で1位を獲得し、トップ10に4機種が新たに加わるなど波乱模様だ。しかし500位まで見渡すと新規システムの数は最低で、トップエンドに開発予算が偏りがちだと分かる。
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富岳は「百京」なのか、スパコンランキングでは分からぬ性能
葛飾北斎の晩年の作品に「富嶽三十六景」より幅広いテーマを採り上げた「富嶽百景」がある。これを「富岳百京(富岳は京の百倍)」と読み替えたのがクレイ・ジャパン・インクの中野守社長。「富岳は幅広いソフトが動くArmアーキテクチャーと超高速メモリーの組み合わせで価値がある。販路さえあれば世界で売れる」と、…
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富士通はなぜアウトソーシングへの回帰を目指すのか
富士通は2020年6月11日、クラウドやデータセンター、ネットワーク、セキュリティー、システム運用保守などのサービスや関連技術を組み合わせた「FUJITSU Hybrid IT Service」を発表した。2022年度までに同サービスで国内1兆円を売り上げるとした。
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JISAのSI向け新技術利用動向調査、1番人気は「デザイン思考」
情報サービス産業協会(JISA)が所属企業の技術者に調査したところ、システムインテグレーション(SI)で今後利用すべき要素技術として「デザイン思考」が1位になった。デザイン思考について「知っている」と回答した技術者は全体の66%だが、その内の61%が「今後は利用すべき」とした。
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シスコとHPE、デルの2020年2~4月期決算で見えた新型コロナの影響
サプライチェーンの混乱や納期遅延、発注延期など新型コロナウイルスの影響を受けた2020年2~4月期決算を米シスコシステムズ、米ヒューレット・パッカード・エンタープライズ(HPE)、米デルテクノロジーズが5月に発表した。
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世界IT大手17社の20年Q1決算、コロナ禍の影響はまだだが先行きに不安
世界の企業向けIT大手17社における2020年1~3月の四半期業績が出そろった。17社のデータセンター(サーバー、ストレージ、ネットワーク機器などハードウエア)、ソフトウエア、サービス、クラウド(パブリッククラウドサービス)の4事業分野の売上高合計は1272億1400万ドル(約13兆5508億円)…
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コロナ禍が世界ICT市場に与える悪影響、リーマン・ショックよりも甚大か否か
新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、ITリサーチ企業が4月に入って相次ぎ「2020年のIT支出はマイナス成長」との予測を公表し始めた。
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日本企業が好きな「リフト&シフト」のクラウド移行、本当にそれでいいのか?
「1テラバイト600円弱で動かせるGoogle CloudのBigQueryを使うと、テラバイト級のデータを秒単位で、ペタバイト級でも分単位でスキャンして、必要なデータを取り出せる。同じ仕組みを自前で構築するなら100億円もの費用がかかると言われている。大量データの収集や分析、機械学習、スーパーコ…
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