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2019年7月15日についに完了したみずほ銀行のシステム統合。20年にも及ぶその苦闘を「日経コンピュータ」の記事で振り返る。2005年1月10日号では、勘定系システムの統合が2004年12月に完了したことを報じた。既存勘定系への片寄せだったにも関わらず、2000日と4000億円を費やしていた。

 みずほ銀行は昨年12月20日、勘定系システムの全面統合をようやく終えた。1999年8月20日に3行の合併が発表になってから1949日の歳月と4000億円の巨費を投じることとなった。今後はリスクとスピード/コストのバランスをとりながら、攻めの姿勢に転じられるかが問われる。

 「二度目の失敗は絶対に許されない」――。2002年4月のシステム・トラブルを受け、強いプレッシャがかかる中でみずほ銀行は勘定系システムの統合を進めてきた()。旧第一勧業銀行と旧富士銀行の2系列に分かれていた勘定系システムを旧第一勧銀に一本化する作業は、リスク分散のため昨年7月から8回に分けて実施した。顧客に迷惑をかけるのは承知で、統合作業のたびにオンラインを全面停止するなど、細心の注意で進めた(詳細は2003年9月8日号の11~13ページを参照)。

表●みずほ銀行のシステム統合の軌跡
表●みずほ銀行のシステム統合の軌跡
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 システム担当者はテストも含めて毎週のように休日勤務を続けた。現場の社員や経営層も、休日返上で臨時の監視・支援体制を組んだ。12月17日金曜日から12月20日月曜日の早朝にかけて実施した、最後の統合作業では、対象店舗の一つである東京・丸の内の旧富士銀行本店(現・東京中央支店)に、総勢200人が詰めた。こうした取り組みが効を奏し、統合作業は大きなトラブルもなく、完了した。