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 スタート以来、日経クロステックの名物コラムとなった「テクノ大喜利、ITの陣」。今回はその第33回だ。毎回、複数の識者に共通のお題(質問)を投げかけ、識者にはそれに答える形で論陣を張ってもらう。お題は日本企業のIT利活用の問題点やIT業界の構造問題、そして世間の耳目を集めたIT絡みの事件などだ。

 第33回のお題は「日本企業のDXにとって中間管理職は『敵』か『味方』か」。識者のトップバッターに登場するのは、日経クロステックのコラム「IT職場あるある」でおなじみの沢渡あまね氏だ。「日本企業の中間管理職はかつて優秀だったかもしれないが、今は微妙だ」と指摘する沢渡氏は、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進のために、管理職に対する「アメ」と「ムチ」が必要だと説く。(編集部)

沢渡 あまね(さわたり あまね)
あまねキャリア工房 代表
沢渡 あまね(さわたり あまね) 1975年生まれ。業務改善・オフィスコミュニケーション改善士。IT運用エバンジェリスト。大手自動車会社、NTTデータ、大手製薬会社などを経て、2014年秋より現業。企業の業務プロセスやインターナルコミュニケーション改善の講演、アドバイス、執筆活動などを行っている。著書に『IT人材が輝く職場 ダメになる職場』(日経BP)、『ここはウォーターフォール市、アジャイル町』(翔泳社)、『業務改善の問題地図』『仕事ごっこ』『システムの問題地図』(技術評論社)など。
【質問1】「日本企業の中間管理職は優秀」というのは本当か
【回答】かつては優秀だったかもしれないが最近は微妙。その責任は経営者や法制度にもある
【質問2】中間管理職はなぜ変革の足を引っ張るのか
【回答】自分にメリットがないから。中間管理職を動かすには「アメ」と「ムチ」が必要
【質問3】DXの推進にあたって中間管理職を味方に付けるには?
【回答】無理に味方につける必要はない。変わらない管理職は冷遇するまでだ