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 スタート以来、日経クロステックの名物コラムとなった「テクノ大喜利、ITの陣」。今回はその第33回だ。毎回、複数の識者に共通のお題(質問)を投げかけ、識者にはそれに答える形で論陣を張ってもらう。お題は日本企業のIT利活用の問題点やIT業界の構造問題、そして世間の耳目を集めたIT絡みの事件などだ。

 第33回のお題は「日本企業のDXにとって中間管理職は『敵』か『味方』か」。答える識者の3番手は、人材育成や変革プロジェクトのコンサルタントである白川克氏だ。変革に激しく抵抗する米国の例を引き合いに、「良くも悪くも素直な」日本企業の管理職を「擁護」する論陣を張る白川氏は、そんな管理職をDX(デジタルトランスフォーメーション)の担い手にするための「肝」を伝授する。(編集部)

白川 克(しらかわ まさる)
ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズ バイスプレジデント
白川 克(しらかわ まさる) 中堅ITベンダーでシステム開発を経験後、2000年ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズに入社。以来、IT投資計画策定、人事、会計、販売管理、顧客管理、ワークスタイル改革、全社戦略立案などのプロジェクトに参加。プロジェクトをやりながらリーダーを育成することと、ファシリテーションが武器。著書には『業務改革の教科書』(日本経済新聞出版)、『リーダーが育つ変革プロジェクトの教科書』(日経BP)などがある。
【質問1】「日本企業の中間管理職は優秀」というのは本当か
【回答】悪口がネットにあふれているが、選ばれて管理職になった人なら優秀だ
【質問2】中間管理職はなぜ変革の足を引っ張るのか
【回答】「中間管理職は変革の足を引っ張るもの」という決めつけには賛同できない
【質問3】DXの推進にあたって中間管理職を味方に付けるには?
【回答】DXでは皆が同じイメージを持って目指したくなるような「絵」が必要