全5475文字
PR

 スタート以来、日経クロステックの名物コラムとなった「テクノ大喜利、ITの陣」。今回はその第13回だ。毎回、複数の識者に共通のお題(質問)を投げかけ、識者にはそれに答える形で論陣を張ってもらう。お題は日本企業のIT利活用の問題点やIT業界の構造問題、そして世間の耳目を集めたIT絡みの事件などだ。

 第13回のお題は「人月商売のITベンダーで働く技術者に告ぐ」。特に下請けで働く技術者に焦点を当てて、識者に今後のキャリア開発の道筋を示してもらった。最初に登場するのは、製造現場のシステム開発などを手掛けた後にCIO(最高情報責任者)を務めた寺嶋一郎氏だ。寺嶋氏は下請け技術者の劣悪な職場環境を小林多喜二の小説『蟹工船』の世界に例えた上で、一刻も早く脱出する必要性を説く。(編集部)

寺嶋 一郎(てらじま いちろう)
TERRANET代表
寺嶋 一郎(てらじま いちろう) 1979年に積水化学工業入社。製造現場の制御システム、生産管理システム構築などに従事。1985年マサチューセッツ工科大学留学を経て、人工知能ビジネスを目指した社内ベンチャー、アイザック設立に参画。2000年に積水化学 情報システム部長に就任、IT部門の構造改革やIT基盤の標準化などに取り組む。2016年に定年退職し、IIBA日本支部代表理事、BSIA事務局長、PCNW幹事長などを通じて日本企業のIT部門を支援する活動に着手。
【質問1】人月商売ベンダーの技術者の現状をどう見る
【回答】人月商売ベンダーの技術者が今乗っているのは「現代の蟹工船」だ
【質問2】人月商売に甘んじて大丈夫か、将来のリスクは?
【回答】人月商売に甘んじて大丈夫のはずがない。乗った船はまさに沈みゆく船なのだ
【質問3】多重下請けから脱しキャリアを開くのに必要なこと
【回答】 ITの勉強は必須だが、何のための仕事なのかをよくよく考えてみよう

この記事は会員登録で続きをご覧いただけます

日経クロステック登録会員になると…

新着が分かるメールマガジンが届く
キーワード登録、連載フォローが便利

さらに、有料会員に申し込むとすべての記事が読み放題に!
日経電子版セット今なら2カ月無料