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 スタート以来、日経クロステックの名物コラムとなった「テクノ大喜利、ITの陣」。今回はその第34回だ。毎回、複数の識者に共通のお題(質問)を投げかけ、識者にはそれに答える形で論陣を張ってもらう。お題は日本企業のIT利活用の問題点やIT業界の構造問題、そして世間の耳目を集めたIT絡みの事件などだ。

 第34回のお題は「大規模システム障害が発生、そのときどうする?」。答える識者の3番手は、日本の地方自治体のCIO(最高情報責任者)補佐官などを歴任した韓国人コンサルタントの廉宗淳氏だ。障害が命取りになる機関において「避けられないバグやミス」はあってはならないと、東京証券取引所のシステム障害を厳しく評価する廉氏は、組織面など抜本的な原因究明や、方法論に基づく「非情の管理」の導入などを促す。(編集部)

廉 宗淳(ヨム ジョンスン)
e-Corporation.JP 代表取締役社長
廉 宗淳(ヨム ジョンスン) 韓国ソウル市公務員を経て、1993年に来日。2000年にe-Corporation.JPを設立し代表取締役社長に就任。2005~2010年、聖路加国際病院ITアドバイザー。2007~2017年、青森市情報政策調整監(CIO補佐官)。2008~2015年、佐賀県統括本部情報課情報企画監。2013~2014年、大阪府・大阪市特別参与(IT担当)。2015~2017年、パシフィックコンサルタンツITアドバイザー。2014~2016年、佐賀県多久市ITアドバイザー。学術博士。
【質問1】システム障害で東証社長が辞任、あの事件をどう見た?
【回答】システム障害を繰り返すのは単にシステムの問題にあらず、真の原因の徹底究明を
【質問2】避けられないバグやミス、システム障害は「大罪」か
【回答】システムが命取りになる機関はあらゆる事態を想定し、障害を避ける必要がある
【質問3】システム障害に対する正しい備えと正しい対処とは?
【回答】時代にふさわしい最新の方法論の導入と、絶え間ない技術開発の努力や学習が必要