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 スタート以来、日経クロステックの名物コラムとなった「テクノ大喜利、ITの陣」。今回はその第34回だ。毎回、複数の識者に共通のお題(質問)を投げかけ、識者にはそれに答える形で論陣を張ってもらう。お題は日本企業のIT利活用の問題点やIT業界の構造問題、そして世間の耳目を集めたIT絡みの事件などだ。

 第34回のお題は「大規模システム障害が発生、そのときどうする?」。答える識者のラストバッターは、ITベンダーとユーザー企業双方の役員を歴任し、CIO(最高情報責任者)の経験もある論客の有賀貞一氏だ。2005年の「ジェイコム株大量誤発注事件」の訴訟に関わった経験を基に、今回の東京証券取引所のシステム障害の問題に斬り込む。その上で、何かあったときに「情緒的に頑張り抜く」日本人体質の克服の必要性を説く。(編集部)

有賀 貞一(あるが ていいち)
AITコンサルティング 代表取締役
有賀 貞一(あるが ていいち) 1970年に野村コンピュータシステム(現・野村総合研究所)入社、ニューヨーク駐在事務所長などを経て、1994年に常務取締役。1997年にCSK(現SCSK)入社、専務取締役に就任。金融システム事業本部長など歴任し、2005年にCSKホールディングス代表取締役。2008年にミスミグループ本社代表取締役副社長。2011年にAITコンサルティングを設立し代表取締役に就任。現在、中央電力やアイリッジの取締役などを兼務。
【質問1】システム障害で東証社長が辞任、あの事件をどう見た?
【回答】「社長が辞任するまで必要ない」という意見はあるが、妥当な責任の取り方
【質問2】避けられないバグやミス、システム障害は「大罪」か
【回答】リスクマネジメントやフェイルセーフな対応ができていなければ大罪だ
【質問3】システム障害に対する正しい備えと正しい対処とは?
【回答】情緒的に頑張り抜くのをやめて、論理的に対処要件を詰め論理的に実施せよ