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 スタート以来、日経クロステックの名物コラムとなった「テクノ大喜利、ITの陣」。今回はその第36回だ。毎回、複数の識者に共通のお題(質問)を投げかけ、識者にはそれに答える形で論陣を張ってもらう。お題は日本企業のIT利活用の問題点やIT業界の構造問題、そして世間の耳目を集めたIT絡みの事件などだ。

 第36回のお題は「IT部門出身の社長が誕生する日は来るか」。答える識者のトップバッターには、土木設計の技術者として従事した後、IT担当に転じて長くCIO(最高情報責任者)を務めた木内里美氏が登場する。「IT部門出身者が社長になるのは現状ではほぼ無理。そもそもCIOになることも難しい」とバッサリ斬った上で、CIO、そして社長になるために必要なキャリアモデルを提示する。(編集部)

木内 里美(きうち さとみ)
SANTA 会長
木内 里美(きうち さとみ) 1969年に大成建設入社。土木設計部で海洋設計に従事した後、土木設計部システム技術室で部門LANの構築に携わり、1995年に土木情報技術部部長。2001年に情報企画部長、2001年に社長室情報企画部長、2005年に理事 情報企画部長 兼 大成情報システム代表取締役社長。2008年に大成ロテック常勤監査役。2012年にオランを設立し代表取締役に就任。2017年にSANTAを設立し会長に就任。2019年から高知県北川村政策参与。
【質問1】ITを重視する社長が急増、IT部員の将来は明るい?
【回答】経営トップの影響力は絶大なので「にわか」ばかりが増えるのが一番厄介
【質問2】生え抜きのCIOは減少、これをどう考えればよいか
【回答】生え抜きのIT部門長はCIOに向かない業務キャリアを積んできたから当然
【質問3】IT部員が将来、社長になるにはどうすればよいか
【回答】現状ではほぼ無理、IT部門長やCIOから社長になった数少ない先達を見習うべし