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 スタート以来、日経クロステックの名物コラムとなった「テクノ大喜利、ITの陣」。今回はその第16回だ。毎回、複数の識者に共通のお題(質問)を投げかけ、識者にはそれに答える形で論陣を張ってもらう。お題は日本企業のIT利活用の問題点やIT業界の構造問題、そして世間の耳目を集めたIT絡みの事件などだ。

 第16回のお題は「日本企業のオープンイノベーションはうまくいくのか」。お題に答える識者のラストバッターに、外資系ITベンダーでCTOなどを務めた元・東京理科大学大学院教授の田中芳夫氏が登場する。田中氏は「世界は既にオープンイノベーション2.0に移行している」と指摘した上で、にわかブームに踊る日本企業に「時代遅れ」ぶりを厳しく指摘する。(編集部)

田中 芳夫(たなか よしお)
元・東京理科大学大学院教授
田中 芳夫(たなか よしお) 1949年生まれ。大学卒業後に大手重工業メーカーに入社しシステム開発などを担う。1980年に外資系コンピューターメーカーに転職しシステム・製品開発に従事。日本のPCの標準化にも尽力。2005年に外資系ソフトウエア企業に初代CTOとして入社。2007年より国立研究開発法人に参画するとともに、東京理科大学大学院にてソフトウエア開発、技術戦略などを講義。現在、ものこと双発推進代表理事、国際大学グロコム上席客員研究員。
【質問1】オープンイノベーションの「にわかブーム」はなぜ起きた
【回答】落ち目の日本企業が新たなよりどころをオープンイノベーションに求めたから
【質問2】画一的な組織文化の企業にベンチャーらとの協業は可能か
【回答】世界は既にオープンイノベーション2.0、従来のままでは協業は無理
【質問3】オープンイノベーションで成果を得るために必要なことは?
【回答】広く英知を集め社会や個人と連携し、利益を共有できることが求められる