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 スタート以来、日経クロステックの名物コラムとなった「テクノ大喜利、ITの陣」。今回はその第18回だ。毎回、複数の識者に共通のお題(質問)を投げかけ、識者にはそれに答える形で論陣を張ってもらう。今回は特別企画として枠を2倍に拡大して常連の識者8人に、新型コロナウイルス禍で露呈した日本のIT活用の後進性をばっさり斬ってもらう。

 お題は「アフターコロナ、『IT後進国』の日本は生まれ変われるか」だ。お題に答える識者の6番手に登場するのは、大手製造業でCIO(最高情報責任者)を務めた寺嶋一郎氏だ。韓国や台湾に比べてあまりにお粗末な日本のIT活用にがくぜんとしたという寺嶋氏は「ITが社会や企業の命運を握る時代になる」と指摘した上で、日本の企業や人に価値観の変革を求める。(編集部)

寺嶋 一郎(てらじま いちろう)
TERRANET代表
寺嶋 一郎(てらじま いちろう) 1979年に積水化学工業入社。製造現場の制御システム、生産管理システム構築などに従事。1985年マサチューセッツ工科大学留学を経て、人工知能ビジネスを目指した社内ベンチャー、アイザック設立に参画。2000年に積水化学 情報システム部長に就任、IT部門の構造改革やIT基盤の標準化などに取り組む。2016年に定年退職し、IIBA日本支部代表理事、BSIA事務局長、PCNW幹事長などを通じて日本企業のIT部門を支援する活動に着手。
【質問1】新型コロナ禍で明らかになったIT活用の後進性、どう見る?
【回答】韓国や台湾と比べてがくぜん、いびつで遅れた日本のIT活用の姿があぶり出された
【質問2】テレワークの導入や規制緩和の動きなどは評価できるか
【回答】わくわくするような未来のために、必要な規制緩和を強く求めたい
【質問3】アフターコロナの時代に向けてなすべきことは?
【回答】利益だけを追い求める時代は終わる、日本企業がアジャイルに変わる機会とせよ