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 スタート以来、日経クロステックの名物コラムとなった「テクノ大喜利、ITの陣」。今回はその第22回だ。毎回、複数の識者に共通のお題(質問)を投げかけ、識者にはそれに答える形で論陣を張ってもらう。お題は日本企業のIT利活用の問題点やIT業界の構造問題、そして世間の耳目を集めたIT絡みの事件などだ。

 第22回のお題は「日本の企業や役所のデジタル化を阻むハンコ問題」。お題に答える識者の3番手には、土木設計の技術者として従事した後、IT担当に転じて長くCIO(最高情報責任者)を務めた木内里美氏が登場する。「文化としてのハンコと実務でのハンコ」など印鑑の歴史、そしてFAXの歴史的意義を解説した上で、デジタル化で本来目指すべき仕事のありようを提示する。(編集部)

木内 里美(きうち さとみ)
SANTA 会長
木内 里美(きうち さとみ) 1969年に大成建設入社。土木設計部で海洋設計に従事した後、土木設計部システム技術室で部門LANの構築に携わり、1995年に土木情報技術部部長。2001年に情報企画部長、2001年に社長室情報企画部長、2005年に理事 情報企画部長 兼 大成情報システム代表取締役社長。2008年に大成ロテック常勤監査役。2012年にオランを設立し代表取締役に就任。2017年にSANTAを設立し会長に就任。2019年から高知県北川村政策参与。
【質問1】ハンコにFAX、なぜ日本の職場にアナログがはびこるのか
【回答】 IT基本戦略策定から20年経ても電子政府を実現できない現実が全てを物語る
【質問2】新型コロナ禍を機にハンコ問題は解消に向かうか
【回答】文化的なハンコではなく実務のハンコの廃止に向けて動き出したようだ
【質問3】職場をもっとデジタルに、もっと快適にするには何が必要か
【回答】新型コロナ禍で始めたテレワークは快適ではない、デジタルワークを目指せ