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 スタート以来、日経クロステックの名物コラムとなった「テクノ大喜利、ITの陣」。今回はその第25回だ。毎回、複数の識者に共通のお題(質問)を投げかけ、識者にはそれに答える形で論陣を張ってもらう。お題は日本企業のIT利活用の問題点やIT業界の構造問題、そして世間の耳目を集めたIT絡みの事件などだ。

 第25回のお題は「急増中の『プロのCIO』は日本企業を救うか」。お題に答える識者のラストバッターは、ITベンダーとユーザー企業双方の役員を歴任し、CIO(最高情報責任者)の経験もある有賀貞一氏だ。IT部門に居着いてしまえば「欠陥品のCIO」にしかなれないと辛辣に語る有賀氏は、優秀な技術者であっても自分の人生設計は自分で行わなければならないと説く。(編集部)

有賀 貞一(あるが ていいち)
AITコンサルティング 代表取締役
有賀 貞一(あるが ていいち) 1970年に野村コンピュータシステム(現・野村総合研究所)入社、ニューヨーク駐在事務所長などを経て、1994年に常務取締役。1997年にCSK(現SCSK)入社、専務取締役に就任。金融システム事業本部長など歴任し、2005年にCSKホールディングス代表取締役。2008年にミスミグループ本社代表取締役副社長。2011年にAITコンサルティングを設立し代表取締役に就任。現在、中央電力やアイリッジの取締役などを兼務。
【質問1】日本でも「プロのCIO」が増えているが、どう評価する?
【回答】増えている可能性はあるが、まだ「素人CIO」や中途半端の者が多い
【質問2】プロパーのIT部員にCIO適任者が少なくなった訳は?
【回答】 IT部門がCIOとして必要な素養を鍛える場ではなくなったから
【質問3】IT部員はとどまるべきか、異動すべきか、転職すべきか
【回答】 IT部門にいつまで居るつもりか、自ら自己育成計画をしっかり持つ必要がある