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【質問3】「生涯エンジニア」はあり得るか、それとも?
【回答】イケてるエンジニアであればあり得る、そうでないなら残りの選択肢から選べ

 既に書いた通り、イケているエンジニアであれば十分厚遇され得るし、生きる選択肢も増える。イケているエンジニアとは1割未満のハイパーエンジニアか、経営/業務とITの橋渡しができるエンジニアかのいずれかだ。

 そうは言っても、分からず屋な経営者や業務の部門長は必ずいる。筆者のような空気を読まない人間であれば、「この分からず屋!」と面と向かってキレるのだが、企業に勤務するエンジニア諸氏にはリスクが高すぎるであろう。経営者や部門長へのキレ役は、筆者のような人間に任せておけばよい。エンジニア諸氏が「生涯エンジニア」になるための選択肢を6つ提示しよう。

1)ハイパーエンジニアになる

 質問1で回答した通りだ。ただし、ハイパーエンジニアになれるのは1割未満であろう。

2)経営トップがエンジニアの会社に勤める

 現実的な路線である。エンジニアのココロや、エンジニアの仕事の価値を分かっているトップの下で働く。細かな説明も不要なため、エンジニアが働きやすい環境で、エンジニアの本来価値を発揮しやすい。エンジニアに無理解な経営者や顧客の下で悲しみこらえてほほ笑むよりも、エンジニアに理解のある会社にとっとと転職したほうがよい。

 とはいえ、顧客などの関係者に非エンジニアもいるであろう。よって説明力の強化を怠ってよいことにはならない。

3)あなた(エンジニア)自身が、経営/業務とITの橋渡しができる存在になる

 質問2で回答した通りである。あなた自身が経営/業務とITの橋渡しをする。それができるようになるために、いったん業務部門に「留学」(異動や転職)してみるのもよいであろう。

 幸か不幸か、経営/業務とITの橋渡しができる人は日本には少ない。しかも必要性が認識されつつある。経営者や業務部門にしても、よくわからないコンサルティングファームの人たちより、会社の「中の人」でITも分かる人のほうがありがたい。すなわち、このポジションはスイートスポットである。

 とはいえ「説明力」が弱く、それどころか経営や業務の人との目線合わせもできないエンジニアはどうしたらよいか。そんな人には以下の選択肢がある。

4)経営/業務とITの橋渡しをできる人にくっつく

 経営/業務とITの橋渡しをしてくれる人にくっつけばよい。そうすれば、あなた自身は自分の仕事やその価値を説明しなくとも、エンジニアとしての価値を淡々と発揮することで評価されるかもしれない。ただし、経営/業務とITの橋渡しをしてくれる人を決して傷つけてはいけない。