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 スタート以来、日経クロステックの名物コラムとなった「テクノ大喜利、ITの陣」。今回はその第27回だ。毎回、複数の識者に共通のお題(質問)を投げかけ、識者にはそれに答える形で論陣を張ってもらう。お題は日本企業のIT利活用の問題点やIT業界の構造問題、そして世間の耳目を集めたIT絡みの事件などだ。

 第27回のお題は「デジタル庁のつくり方」。お題に答える識者の2番手に登場するのは、土木設計の技術者からIT担当に転じて長くCIO(最高情報責任者)を務めた木内里美氏だ。今回のチャンスを逃したら二度と「電子国家ニッポン」の形成はできないとみる木内氏は、電子政府構築で韓国の後じんを拝した理由を踏まえ、蛮勇をもって聖域なき改革に取り組めと鼓舞する。(編集部)

木内 里美(きうち さとみ)
SANTA 会長
木内 里美(きうち さとみ) 1969年に大成建設入社。土木設計部で海洋設計に従事した後、土木設計部システム技術室で部門LANの構築に携わり、1995年に土木情報技術部部長。2001年に情報企画部長、2001年に社長室情報企画部長、2005年に理事 情報企画部長 兼 大成情報システム代表取締役社長。2008年に大成ロテック常勤監査役。2012年にオランを設立し代表取締役に就任。2017年にSANTAを設立し会長に就任。2019年から高知県北川村政策参与。
【質問1】菅内閣のデジタル庁構想をどう評価する?
【回答】今回を逃したら二度と機会はない、デジタル庁構想は原点に立ち返れ
【質問2】デジタル庁にはどんな人材や体制、権限が必要か
【回答】組織の壁を透明化して横串を通さなければデジタル庁設置の意義はない
【質問3】企業のDXですら困難なのに行政のDXは可能か
【回答】行政のDXの成否は改革の成否にかかっている、聖域なき改革への蛮勇に期待