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 スタート以来、日経 xTECHの名物コラムとなった「テクノ大喜利、ITの陣」。今回はその第7回だ。毎回、複数の識者に共通のお題(質問)を投げかけ、識者にはそれに答える形で論陣を張ってもらう。お題は日本企業のIT利活用の問題点やIT業界の構造問題、そして世間の耳目を集めたIT絡みの事件などだ。

 第7回のお題は「権限もなし能力もなし、日本企業のCIOに未来はあるか」。回答する識者のラストバッターは、製造現場のシステム開発などを手掛けた後にCIO(最高情報責任者)を務めた寺嶋一郎氏だ。ITの素養がないCIOの存在を問題視する寺嶋氏は、デジタル変革の統括も本物のCIOの仕事であり、CDO(最高デジタル責任者)は無用と斬り捨てる。(編集部)

寺嶋 一郎(てらじま いちろう)
TERRANET代表
寺嶋 一郎(てらじま いちろう) 1979年に積水化学工業入社。製造現場の制御システム、生産管理システム構築などに従事。1985年マサチューセッツ工科大学留学を経て、人工知能ビジネスを目指した社内ベンチャー、アイザック設立に参画。2000年に積水化学 情報システム部長に就任、IT部門の構造改革やIT基盤の標準化などに取り組む。2016年に定年退職し、IIBA日本支部代表理事、BSIA事務局長、PCNW幹事長などを通じて日本企業のIT部門を支援する活動に着手。
【質問1】デジタル担当役員がいれば十分、CIOは不要では?
【回答】デジタル部門とIT部門をバランスよくマネージする責任者(CIO)が必要だ
【質問2】なぜ日本企業にはダメCIO、エセCIOが多いのか
【回答】ITの素養のない役員がIT部門の担当となりCIOを名乗るから
【質問3】CIOを目指す技術者にどんなアドバイスを贈る?
【回答】まずはビジネスアナリシスを学びなさい!