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 スタート以来、日経クロステックの名物コラムとなった「テクノ大喜利、ITの陣」。今回はその第30回だ。毎回、複数の識者に共通のお題(質問)を投げかけ、識者にはそれに答える形で論陣を張ってもらう。お題は日本企業のIT利活用の問題点やIT業界の構造問題、そして世間の耳目を集めたIT絡みの事件などだ。

 第30回のお題は「2021年展望、アフターコロナにおける『バッド』シナリオ」。今回は拡大版として8人の識者にテレワークやDX(デジタルトランスフォーメーション)の行く末について、あえて「意地悪く」展望してもらった。2番手に登場するのはアイ・ティ・アール(ITR)のアナリスト甲元宏明氏だ。ニューノーマルは定着せず、DXバブルも破裂すると斬り捨てる甲元氏は、真の変革に向け「3F」を提起する。(編集部)

甲元 宏明(こうもと ひろあき)
アイ・ティ・アール プリンシパル・アナリスト
甲元 宏明(こうもと ひろあき) 三菱マテリアルでサプライチェーン改革、システム開発、ネットワーク再構築、グループ全体のIT戦略立案を主導。欧州企業との合弁事業ではグローバルIT責任者としてIT戦略立案・ERP展開を実施。2007年よりITRでクラウド、ネットワーク、ITアーキテクチャー、アジャイル開発/DevOps、開発言語/フレームワーク、BPM/EAI/EDI、OSSなどを担当し、ソリューション選定、再構築、導入などのプロジェクトを数多く手掛ける。
【質問1】テレワーク疲れのサラリーマン続出、新常態は定着するか
【回答】「旧常態」に戻る、実は日本での在宅勤務やテレワークの実施率は意外と低い
【質問2】世間は空前のDXバブル? 破裂する可能性はあるか
【回答】かつてのEUC、BPR、e-Japanに大きな成果なし、DXも同じ結果に
【質問3】行政のDXの行方は菅政権の求心力次第か
【回答】行政機関も企業と同様か、それ以上にDXができずOA的な活動に終始