古野志健男(ふるの・しげお)です。自動車エンジンの研究開発に長年関わってきました。最近、電気自動車(EV)が台頭し、そのうちエンジンはなくなるだろうと言われています。電池の進化でいずれそうなるかもしれません。とは言え、もう少しエンジンは残るだろうとも思うわけです。将来は、今のエンジンとは形や使い方が変わっていきますが、まだまだ進化は続いています。本コラムでは、エンジン開発者のこだわりなどを勝手に分析して、その本当の実力を独断と偏見で探っていきます。もしかすると、未来のエンジンの姿がおぼろげながら見えるかもしれません。不定期連載なので、たまにお付き合いくだされば幸いです。

SOKENエグゼクティブフェロー兼デンソーフェロー